第37話

ご飯36杯
444
2024/03/02 16:11 更新
無事ブロリーさんまで全員がお風呂に入ったらしく、洗濯機を回し始めた私は一安心していた。取り敢えずこれで3人ともスッキリしたかな。



暫くすると、洗面所のドアが開く音がした。ブロリーさんがあがったんだろう。こちらに歩いて来る足音が聞こえて来たので、冷たいお茶でも入れてあげようと思って椅子から立ち上がった時、事件は起こった。
ブロリー
ブロリー
俺の服がない……。
花桃あなた
ああ、ブロリーさんのズボンは今洗濯してて………………
そこに立っていたのは、ありのままでいるブロリーさんだった___________
花桃あなた
キャアアアアアアアアアアアアアアアア!?
ブロリー
ブロリー
!?
当然私は叫んだ。そりゃそうだ、目の前にありのままでいる巨体の男が立っていればそうもなる。



私は逃げるようにキッチンへ駆け込み、今見たものを必死で忘れようとした。ダメだ、今ブロリーさんを視界に入れてはいけない…!!



昨日も見(てしまっ)たブロリーさんのあの姿を、また見ることになるだなんて誰が思っただろうか。事故過ぎる、大事故にも程があるぞーッ!!



私の悲鳴が家中に響き渡ったことで、お風呂上がりのリラックスタイムを満喫していたであろうカカロットさんやベジータさんがドタドタとこちらへやって来た。
悟空
悟空
どうしたあなた、何があった!ちょっとずつで良いから話してくれ!
花桃あなた
あ、あ、あ、あ、
ベジータ
ベジータ
深呼吸でもして落ち着け、何があったのか早く言わんか!
花桃あなた
ブ、ブ、ブロ、ブロリーさんが……
ベジータ
ベジータ
アイツめ…また何かやらかしたな…!?
怒り心頭のベジータさんが立ち上がった時。ブロリーさんが後ろにヌッと現れた。
ブロリー
ブロリー
あなた、俺はお前を驚かせるつもりは…
花桃あなた
わあああああああ急に来ないでくださいせめてタオルを体に巻いてえええええええ
悟空
悟空
あ〜…なるほどなぁ…。
相変わらずありのままでいるブロリーさんを見たカカロットさんは、全てを悟ったような顔をしてそう言った。大方の状況は理解してもらえたらしい。



ベジータさんは呆れて言葉も出ない、と言った様子で大袈裟なくらいのため息をついてジトーっとした目つきでブロリーさんを睨んでいた。



しかし、諸悪の根源であるブロリーさんは自分が何をしたのかよく分かっていないらしく、私達の反応に疑問の表情を浮かべていた。見える…見えるぞ…!頭の上の?マークが…!()



ブロリーさんの浮世離れっぷりが酷すぎる…と思っていると、「良いか!」とベジータさんが声を荒げてブロリーさんを見た。
ベジータ
ベジータ
今まであんな誰もいないような惑星で父親と2人で暮らしていたから分からなかったんだろうが、少なくとも女の前で裸を晒すな!お前が気にしていないとしても、女は嫌がるからな
ブロリー
ブロリー
分かった…。
花桃あなた
えと、代わりのお洋服…洗面所に置いたと思うので……そ、そそそれ着てください…。
悟空
悟空
そしたら行くぞブロリー、これからはあなたを驚かせないようにな
カカロットさんに連れられて、ブロリーさんは洗面所に戻って行った。は、はぁ〜…どうなることかと思った…。マジで刺激が強過ぎるって、急な男性のありのままの姿は…。



こうして無事着替えを終えたブロリーさんだったが……
ベジータ
ベジータ
ブロリー、お前……パッツンパッツンだな…。
花桃あなた
お、お父さんの服じゃ小さ過ぎたんだ…すみません…。
ブロリー
ブロリー
………。
どうやら私のお父さんの服ではサイズが小さかったらしく、Tシャツからお腹がモロに見えていた…。

プリ小説オーディオドラマ