涼介side
仮眠室で寝たら気づいたら朝になってた。
あっ、あなた起きてないかな?!
「大ちゃん〜」
大「あっ、山田!よく寝れた?」
「うん、ありがとう。」
大「寝癖ついてる!笑」
「え、マジで!?」
大「うん笑」
「直さないと笑」
大「あっ、あなた起きなかったよ笑数時間おきに見に行ったけどぐっすり眠れてたと思うよ。」
「良かった。」
大「じゃあ俺帰るね。」
「うん、じゃーな、」
大「じゃーね!」
さてと、寝癖を直してからあなたの部屋へ向かう。
「あなたおはよ。」
あなた「……ん」
いつもより寝起き悪い気がする……笑
これは点滴嫌がるな。いや、毎回嫌がってるな。
「ご飯食べれる?」
あなた「……少し
「じゃあ持ってくるね。」
あなたにご飯を持ってきてあげて、
「はい、食べれるだけ食べてね。」
あなた「スプーンで食べる。」
「スプーン?笑箸ついてるよ?」
あなた「スプーンがいいの!!」
「わかったわかった笑持ってくるね。」
あなたに使い捨てのスプーンを持ってきてあげて渡す。
あなた「ありがとう」
スプーンで朝ごはんを食べ始めた。
このまま食べて戻さなないで欲しいけど……
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。