あの鼻血噴射事件から少し経ち昼休み。
各自弁当を持ってきたり、下のうずまきへと向かったりと自由に昼食を取る。
社員の殆どがうずまきへと向かったらしい。
探偵社はかなりスッカラカンな状態だった。
などと考えながら弁当箱を取り出す。
中には夢主お手製の豪華な弁当…!て事はなく、塩おむすびが3個入っている程度の物だ。
いきなり話しかけられてビクッとする。落としかけたおむすびは何とかキャッチすることが出来た。
敬語と迷った結果だ。察して。
華は相変わらずこちらをジッと見てくる。その状態のまま、少し沈黙を過ごした後、華が口を開けた。
それだけ言い残して去る華。
その目や顔、声からは先程までの甘ったるさは無く、氷のような冷徹な表情だった。
そんなの見たら誰だって腰を抜かすだろう。
現に今、私は腰を抜かしてる。
穏やかな時間が過ぎてゆくのは早く、あっという間に10分が過ぎ去ろうとしていた。
ぶりっ子キャラと密室で2人…
この後絶対カッターキィャァァァァイベントがあるに決まっている。
…最後にこれだけ言っておこう。
最後ちょっと突っ込んで欲しかったという気持ちは飲み込んで、取り敢えずロッカー室へと向かう事にした。
まさかの夢小説なのに文ストキャラが一回も出て来てないと言う禁忌を犯してしまった…by作者











編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!