第2話

異能力
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2023/01/25 12:00 更新








男の顔色は酷く悪く、顔を覗き込むと酷い隈があった。




お前のせいで俺の弟は...ハハハハ
ハハハハハハハハハハハハハハハハ


狂ったように笑い続ける男。



やがて収まり、僕の事を濁って何も写さない様な眼で見た。




なぁ、俺や弟だけ...苦しむのは違うと思わねぇか...?

だからよ、


男はお手本の様な張り付けた笑みを浮かべ


僕の顔の前に手をかざした
お前も苦しんでくれよ


異能力___








嗚呼、ヤバイっ



遅刻するっ




昨日あれだけの事を起こしたんだからこれ以上迷惑なんてかけられない!


街中を突っ切って走る。



うずまきの横を通り過ぎ、思い切り登っていく。




あなた
はぁ、はぁ、


武装探偵社と書かれたドアの前で呼吸を整える。




そして一吸いして




ガチャ



あなた
おはようございます。
国木田独歩
『嗚呼、おはよう』
太宰治
『おはようあなたの下の名前君』
中島敦
『おはようございます!』
泉鏡花
『おはよう』
宮沢賢治
『おはようございます!あなたの下の名前さん!』
谷崎潤一郎
『おはよう』
ナオミ
『おはようございます!あなたの下の名前さん』
江戸川乱歩
『おはよー』


何時もならこんな感じに帰ってくるはずの声が





僕の声が室内に響いただけで声が帰って来る事は無かった。









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