自分の部屋の布団にドサっと
倒れ込む・・・
私は、ふと、リビングに戻り
黒瀬先輩の使っていた毛布を見つめる。
もちろん、毛布が返事をするわけでは
ない・・・
ソファーに座り、スマホを取り出して
音和にメールする。
『メール内にて』
その後、メールを繰り返したが
西原君の気持ちを、どう受けとめたら
いいか、考えが浮かばないまま
1日が過ぎてしまった。
次の日・・・・
学校の教室のドアを、開け
私は、音和にあいさつをした。
何かに、気づいた音和が、私の
肩を、トントンとたたく・・・
振り替えると
まさか、後ろに西原君が
立ってたなんて、気づかなかった・・・
昨日、「付き合いたい」なんて言われた事
を、思いだすと、まともに顔を見ることが
できない・・・
なんというか・・・自分から
相手のハートをせめるのは、得意
だけど、相手からせめられるのは、
少し恥ずかしい・・・・
音和の口を、手でふさぎ
汗をかきながら、なんとか、ごまかす・・・
私と、音和が、小声で話してる姿を
見て、西原君は、クスッと、笑って
じぶんの席についた。
どうしよう、どうしよう
西原君は、いい人だし、優しいし
でも、心のどこかで、黒瀬先輩が
消えなくて・・・
ふと、廊下を見ると
パチッ・・・
黒瀬先輩と、目が合った・・・
嘘、今、先輩私の事見てた?
先輩は、スタスタと教室を
通り過ぎて行った・・・
なんでだろう・・・
せっかく、目が合ったのに、
先輩が、不機嫌そうに見えた・・・
やっぱり、黒瀬先輩の事が、頭から
離れない・・・
本当に好きなんです。黒瀬先輩。
















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。