第5話

先輩に近づけない
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2020/10/30 12:16 更新
八雲 りお
八雲 りお
おはよう音和おとわ
宮野 音和
宮野 音和
なーに?あんた、そんな
ブサイクな顔して・・・
私は、今、絶望的な表情をしているに
違いない・・・・
宮野 音和
宮野 音和
今日は、先輩のストーカーしてないんだね
八雲 りお
八雲 りお
うううう!!!
私は、音和にガバッと抱きつき、
昨日あった事を、話した・・・
宮野 音和
宮野 音和
先輩が、子供に?それ、本当なの?
八雲 りお
八雲 りお
嘘じゃないって・・・
私は、チラッと廊下を見ると、
普通の黒瀬先輩が、スタスタと歩いて行った。
黒瀬 歩
黒瀬 歩
・・・
八雲 りお
八雲 りお
もう・・・今は、先輩を見ることも
辛い・・・
宮野 音和
宮野 音和
失恋じゃあるまいし、おおげさじゃない?
私は、クワッと叫ぶ
八雲 りお
八雲 りお
先輩に嫌われたら、もう青春を
ぼうにふったのと、一緒だよ!!
宮野 音和
宮野 音和
はいはい、どんまい
宮野 音和
宮野 音和
新しい人でも、探したら?
黒瀬先輩にこだわんなくてもさ
よしよしと、音和が、私の
頭をなでてくれた。
八雲 りお
八雲 りお
新しい人・・・か
放課後・・・・
八雲 りお
八雲 りお
先輩・・・
私は、ボーッと、校庭を眺めながら
廊下を歩いていた・・・
黒瀬 歩
黒瀬 歩
・・・
八雲 りお
八雲 りお
また、化学室にいる・・・

声をかけたい・・・・でも
『回想』
黒瀬 歩
黒瀬 歩
風呂をのぞくな!
黒瀬 歩
黒瀬 歩
寝顔撮っただろ!?
黒瀬 歩
黒瀬 歩
俺が許すと思ってるの
黒瀬 歩
黒瀬 歩
変態!!
黒瀬 歩
黒瀬 歩
この変態!!
黒瀬 歩
黒瀬 歩
宇宙に飛んでってラーメンでも、
食べてろ!!
八雲 りお
八雲 りお
・・・
私は、化学室の前を、静かに
通りすぎた・・・
黒瀬 歩
黒瀬 歩
黒瀬 歩
黒瀬 歩
今、誰か立っていたような・・・
黒瀬 歩
黒瀬 歩
気のせいか
雲が綺麗に見える空の下で

私は、公園のブランコに1人で
座っていた。
八雲 りお
八雲 りお
・・・
西原 望
西原 望
あれ?八雲やくも
八雲 りお
八雲 りお
あっ、西原にしはら君・・・
そんな時、クラスメートの、西原 のぞむ君に、
バッタリ会った。
西原 望
西原 望
どうした?1人で、ブランコ乗って
しょぼくれた顔して
西原君が、私を心配して、隣のブランコ
に、座った。
八雲 りお
八雲 りお
ううん、別に、たいした事じゃないから
西原 望
西原 望
そうなの?
私が、なにも喋らない間も、西原君は
ずっとそばにいてくれた。
西原君・・・どうしたんだろう?
なんで、そばにいてくれるのかな
八雲 りお
八雲 りお
西原君?
西原 望
西原 望
んっ?何
八雲 りお
八雲 りお
いや、その・・・
八雲 りお
八雲 りお
なにか、私に用事があるのかなって?
西原 望
西原 望
いや、別に・・・用事とかは
ないけど
西原君の顔が、少し赤くなる
西原 望
西原 望
八雲やくもってさ、今彼氏とかいるの?
八雲 りお
八雲 りお
えっ?彼氏
西原 望
西原 望
そっ、付き合ってるやつとかさ
八雲 りお
八雲 りお
いないよ・・・それどころか
西原 望
西原 望
それどころか?
八雲 りお
八雲 りお
好きな人に嫌われちゃって
もう、気持ちが沈んでる
八雲 りお
八雲 りお
ほらっ、私ってバカだから
好きになると、周りが見えなくなっちゃって
八雲 りお
八雲 りお
迷惑かけちゃうんだよね・・・
なんで、西原君に、こんな事
言ってるんだろう・・・
西原 望
西原 望
俺なら
八雲 りお
八雲 りお
えっ?
西原 望
西原 望
八雲のこと、悲しませないよ
八雲 りお
八雲 りお
ん?
どういう展開なんだろう・・・

今、私に何が起こっているの?
西原 望
西原 望
八雲のこと、迷惑とか思う奴じゃ
なくて、俺にしなよ
西原君が、ブランコから立ち上がり
私を、じっと見る。
西原 望
西原 望
俺、八雲と付き合いたいって
いつも思ってた・・・
八雲 りお
八雲 りお
ちょっ、西原君!?
西原 望
西原 望
ずっと、楽しそうに笑ったり、話したり
する八雲を見て、可愛いって思ってた
八雲 りお
八雲 りお
でも、私には・・・
西原 望
西原 望
今すぐじゃなくて、いいから
返事聞かせて
そう言って、西原君は、私の前から
去って行った・・・
八雲 りお
八雲 りお
どどど、どうしよう!!
私のこと、西原君、好きだっの!?

でも、私には、黒瀬先輩という

心に決めた人がいて・・・・

私は、バクバクなる心臓をおさえながら

家に帰り、音和にメールをすることに
した。

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