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第3話

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見ると、学ラン姿の男子高校生が、あのおじさんの手を掴みあげていた。


…………えっ。
痴漢男
い、いきなりなにするんだ!
イケメンさん
それはこっちの台詞。
自分が1番わかってるんでしょ。
今何してたか
冷静、無表情でおじさんを見つめるその男子は、ものすごいイケメンさんだった。


サラサラな黒髪、中性的なキレイな顔立ち。


伏し目がちの切れ長の瞳が、どこか気だるそうな印象を抱かせる。


うひゃー、かっこいい!


イケメンがやると、ますますかっこいい。


てゆーか、先を越されちゃったな。


でも、より早く痴漢から女性を救出できてよかった。


あの男子、なかなかわかってる。


こういう時、ハッキリ『痴漢してただろ』って言ったら、被害にあった女性も恥ずかしい思いするんだよね。


思わず拍手を送りたくなった。
するとそのとき、何が起こっていたのかを察した周りの人の冷たい目が、一気に痴漢おじさんに向かったのを感じた。


その視線に耐えかねたのか、おじさんは顔を真っ赤にして、掴まれた手を勢いよく振り払った。
痴漢男
何を言ってるんだ!  言いがかりはよしてくれ!
イケメンさん
いや、僕、この目で見たし……
痴漢男
君の目など信用できるか!  今すぐ謝れ!
いやいや、アンタが謝れ!


すぐそこにいる女性にー!!


そう叫びたくなったけど、グッと堪える。


むやみに場に乱入するのはダメだ。


なんにも考えずに口を挟んでも、上手くいかないことくらいは、今までの経験から分かってるもんね。


美羽とすずもいつの間にかスマホから顔を上げて、何事かと見ていた。


けど、おじさんはさらにヒートアップして、男子の胸ぐらをつかみにかかった。


ちょっ……なにしてんの!?
痴漢男
このクソガキが!
イケメンさん
……っ
イケメンさんの顔が歪んだのを見た瞬間、私の中で何かが切れた。


周りの人は困惑した表情で、成り行きを見ている。


……でも、私は。


見ているだけなのは、嫌。
すずは
すずが私を見て、何かに気づいたように声を出した。
みう
あなた、行く気だわ
その通り!!


私は一歩をふみだすと、そのままずんずんと人の間を縫って歩いていく。


やがて現場にたどり着くと、いまだにイケメンさんの胸ぐらを掴んで、何かを言っているおじさんの後ろに立った。
You💕
ちょっとおじさん、いい加減にしたら!?
痴漢男
なんだ、キミは!?

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Mippy💙
Mippy💙
AAA,真ちゃん寄りのAll 水溜りボンド パオパオチャンネル まだ未熟ですがぜひ小説を読んでみてください!!
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