視線が痛い...
本来の目的であれば私が1人で報告だったはずなのにローエンさんまで連れてきてしまった。
明らかに失敗してしまっている。
そして、私の正体は何となく気づかれている状態だ。
ファルカさんからしてみれば迷惑すぎる。
この失態はどうやって償うべきか...
少し沈黙が続いたあと...
ローエンさんの表情が爆発していた。
まあ、私でもする...
突然仲間だと思ってた人に裏切られるんだから
ローエンは少し考えたふりをしながら私に近づいてくる....
何かされる?
警戒した私を置いて私の肩をポンと置いてから笑顔でこう放つ
部下になるならなるで何でもいい。
適当に成果を上げればいい話なのだから...
いつもの愛想のいい私に戻るか...
人の気配がし始めてるし...
私は見覚えのある顔を見た瞬間抱きついた。
兄様だ...!!匂いも違うし、気配も何もかも違うけど...
兄様だ...!!大好きな兄様ダァ!
兄様が無事ならそれだけでいいや。
私は他者の目線など気にせず久しぶりの兄様の匂いを堪能した。
違う人と仲良くしてるせいか自然の匂いが多くなった気がする。いいこといいこと!クソ野郎といる時はいつも血の匂いしてたし...楽しそうでなにより!
匂いを堪能していた時ドゥリン君が兄様の腕を掴んでさぞ自分のものだということを強調してきた。
兄様のことは好き勝手していいけどこの子かぁ。
意外も特にいないけど...兄様らしい。
それを見て口を押さえるアルベドさん
兄様と言った瞬間どこかに行ったからかポカーンと私を見るローエンさん。
ずっと兄様と私を交互に見るファルカさん。
そんな彼らを放置して感動の兄様との再会に兄様の匂いを堪能する。
焦り出すドゥリンくんを眺めながら私はここぞと言うばかりに抱きつく。
久しぶりの再会と兄様のゴミを見る目が刺さるぅ
私の言葉に全員が固まり始める
無事に拳を振られて意識を無くしかけた
あぶない...今までの経験がなかったら気絶しかけた
久しぶりのゴミを見る目の兄様は最高だった...
兄様の相手はおそらく...純粋無垢な龍かな。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。