投稿遅くなってすみません💦
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🩷side
朝の光がカーテンの隙間から差し込んで、部屋が少しずつ明るくなってきた。
ぼくは布団の中で目をこすりながら、隣に寝ている謙杜の寝顔を見ていた。
そのとき、リビングのほうから小さな音がした。
「……だぁ」
聞き慣れた声に、ぼくは一気に目が覚める。
布団から出てリビングへ行こうとした、その瞬間。
ぱたぱたぱた、とものすごい速さでハイハイしてくる音。
次の瞬間、流星がぼくの足元に飛び込んできて、ぎゅっとズボンを掴んだ。
ぼくのところに、一直線。
昨日までなら、真っ先に大吾のところに行っていたはずなのに。
抱っこすると、安心したみたいに肩に顔をうずめてくる。
その後ろから、眠そうな顔の大吾が出てきた。
流星は大吾の方をちらっと見ただけで、またぼくにしがみつく。
その様子を見て、恭平と謙杜がくすくす笑う。
目に見えてしょんぼりする大吾。
ぼくの服をぎゅっと掴んで、離れようとしない。
手を伸ばすけど、流星は首をふる。
ぼくは困って、流星の背中をぽんぽんしながら言った。
少し考えるみたいに間をあけてから、ゆっくり大吾の方へハイハイしていく。
でも、途中でまた振り返って、ぼくを見る。
結局、流星はまたぼくのところに戻ってきた。
それでも、やっぱり少し寂しそうで。
ぼくは流星を抱っこしたまま、大吾のところへ近づいた。
三人でくっつくと、流星は楽しそうに笑った。
ぼくは思った。
流星の一番は、きっとずっと大吾。
でも、少しだけ、ぼくの居場所も増えたんやって。
それが、なんだか嬉しかった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。