私は、弔くん達がいる牢屋へ向かい、
手続きをして、ある部屋へ案内された。
ヒーローなら牢屋ごと見ても構わない、
とのことなので、そちらへ行かせてもらった。
いかにも牢屋って感じの暗い所。
檻が、いくつかあり、1つを覗いた。
そこには水色がかった髪、
よく見ていたあの猫背、間違いなく。
弔くん。
私が声を笑顔でかけると彼はこちらへハッと向き、
酷く驚いた顔をしていた。
久しぶり!
あぁ、……っ、
え?ちょっ、何で泣いてるの!?
え…?あ、何でだ…?
んー…会えて嬉しいからかな!
私も今凄く嬉しいもの!
ふっ。そうかもな。
あーの?イチャイチャするのやめてくださーい、イライラしまーす。
荼毘くん!
思わず柵に背中をつけていた荼毘くんにバックハグする。
っわ!馬鹿!
ッチッ!!
え?舌打ち?何で(笑)
くかー…
ん?これは…
私はもう1つ先の檻を覗く、
トガちゃん!
…ん~あなたちゃん?夢かな?
夢じゃないよ~!
わぁぁぁぁ!!!嬉しい嬉しい!!
私もだよ!髪伸びたね!
とかしてあげるね!
ありがとうございますっ!!
私は少しボサボサの髪をとかす。
少し後ろを振り向くと、
荼毘くん座りこんでるんだけど…?
前を向きながら話かける。
荼毘くん体調悪いの?
お前だよ。お前のせいだよ(笑)
えぇ!?私なの!?何かしたかな?
いや。あなたちゃん鈍感かよ!!
あ!トゥワイス!久しぶりだね!
おう!いや、てか荼毘大丈夫か!?
ありゃ心臓もたねぇ!
これが大丈夫に見えるか…///
顔赤っ!やっぱ熱!?
自覚くらい持てよ…。
え!?え!?どゆこと??ねぇ!
あなたちゃん可愛いです♪
いや、それより説明!
いっつもついていけないよ~!
いや、あなたちゃんが鈍感すぎるだけだけどな!
はぁ、
あ、ごめん?まぁ、
一人一人話したいんだけどいいかな?
ご用意します。
ありがとう、
私はトゥワイスと、トガちゃんに、
無理矢理なことを頼んで申し訳ないと話して、
トガちゃんはあの時の、
(みんな私のヒーローです番外編にて)
指輪が欲しいと言っていた。
少し掛け合ってみる。私が検査させて何もないと分かればいいよね?
はいっ!!
次、
じゃあねー!
うん!またね!
よっ、
あれ、顔元に。もう大丈夫?
あ、警察さん、
少し外してもらっても?
ですが、
逃げたらコロすんで、大丈夫です。
お前、あっさり恐ろしいことを…てか逃げねぇよ。また繰り返すだけだ。
…分かりました。
ん。ありがと、
警察さんが、出ていって、
なぁ、俺さ。
ん?
さっきお前…抱きついたろ?
うん!嬉しかったから!
はぁ…まぁ、俺はな。
??
いつもアホみたいに頑張って、俺ら何かと仲良くしてくれて、助けられて、
俺は、
俺はお前が好きだ。
いいねして作者を応援しましょう!
この小説を読んだ方は、こちらの小説も読んでいます
- ファンタジー
私のヒーロー
" 皆を笑顔にできるヒーローに ! " 雄英高校に転入した主人公 。 1− A の仲間達とプロヒーローを目指す 。 " お前の本当の姿 、教えてやろうか ?" " 俺が 、ぜってぇ守るから 。" " __ちゃんは誰が何と言おうと私達の仲間や! " 主人公の周りで起こる様々な出来事 。 ファンタジー 、コメディ 、恋愛をぎゅっと詰めたストーリー !! ラストまで見逃せない !!! ヒロアカワールドをご堪能下さい✨ ⚠ネタバレ有
favorite 23,981grade 2,305update 6日前 - ノンジャンル
ひっくり返せ 踏ん張れ乙女
『…こうなったら全部私がひっくり返してやるわこんなの!!』 転生した貴女、やるべきことは______ 読んでみてくださいね!!!\(^^)/ 【愛されもどき・救済・転生・チート】
favorite 12,677grade 2,189update 1日前 - ノンジャンル
失敗作少女
冷炎を恨んだ
favorite 167,585grade 11,979update 2024/04/24 - 恋愛
ただ、貴方の背中だけを……
中学で観た兄の試合で、忘れられない人と出会った__。 振り向いてほしい。 悲しませたくない。 応えたい。 でもどうしようもなく、好き。 行き交う“好き”のキモチ。 貴女が最後に選ぶのは、変わらず彼……? それとも……。 甘酸っぱい、切ない、恋の行方____。 ✑☁︎︎序章編..2話~340話 ✑☁︎︎本編編..344話~764話 ✑☁︎︎最終章編..766話~ ・ ・ ・ ※落ち不明 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー✁キリトリ✁ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー こんな事あらすじに書きたくないけど、パクリなどは絶対にやめてください。
favorite 577,160grade 16,376update 2024/04/28 - 青春・学園
運動神経の優れた私の正体は…【完】
椚ヶ丘中学校 3年E組を卒業した私が烏野高校で男子バレー部のマネージャーとして送る高校生活の物語! ―――――――――キリトリ線――――――――― ・原作と異なる事多々 中学時代の作品はコチラ👉https://novel.prcm.jp/novel/tlGdipuniFd7EtQqovoQ この度、この作品の漫画版を描いて頂きましたっ! 漫画版の作品はコチラ👉 https://novel.prcm.jp/novel/5ceRyBkKmpPB6ZduEdP0
favorite 186,012grade 6,432update 5日前
が好きなあなたにおすすめの小説
コンテスト受賞作品
もっと見るショートドラマ&アニメーション原案募集コンテスト
公式TikTokの注目動画
もっと見るチャレンジ小説
もっと見る- 恋愛
「ねぇ、好きって言って?」
「いったぁ…」 廊下でぶつかって…なんて、マンガみたいに始まった恋。 「ねぇ、先輩? 好きって言って下さい。」 「えっ!?」 これは…告白? 毎日が楽しくて。 キミがいるだけで、幸せ。 そんな日々がずっと続くと思ってた。 「先輩…ごめん。」 「…え?」 その幸せを奪われた私は…どうなるの?
- ファンタジー
鬼伝説の生き残り
誰もが知っている童話「桃太郎」 一般的に見れば英雄の彼を憎む者がいた。 それは鬼ヶ島に住んでいた若くて、他の鬼とは違い色のついた2本のツノがコンプレックスだという黛瀾(まなみ)という鬼だった。 桃太郎が去った後の鬼ヶ島で唯一生き残った黛瀾は一人で倒れた仲間のいる場所へと戻る。そこには見覚えのない黒色の3本のツノが生えた不思議な男がいた。その男に「一緒に来るか?」と誘われ、、、、、。 最後の生き残りになった鬼たちの奇しくも美しい和風ファンタジー
- ミステリー
放課後中二病クラブ~わが義手に宿りしこの能力(ちから)で、学園トラブル万事解決!
とある学園で繰り広げられる放課後ミステリー。自称超能力者の義手少女と自殺志願少女が行う駆け引き。果たして彼女たちの超能力とやらは本物なのか。それとも……
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!