第22話

19 弾幕
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2019/10/20 07:25
午前8:25
フランに連れられ来た場所は、体育館のように広いホールだった。
フラン「さあここで弾幕の練習をするよ!!!」
凜々「はい!フラン先生!」
フラン「はい!なんでしょう!」
凜々「弾幕はどうやって出しますか!」
フラン「いい質問だねぇ!弾幕は、ギュッとしてドカーンって感じだよ!」
凜々(なるほど!わからん!大雑把すぎる!)
凜々はそう思った
咲夜「えぇ、弾幕を出すには、決意が必要です」
咲夜が喋り出す
咲夜「弾幕を出すには、こうしたい、という想像が必要です。こうしたいと思う想像の分だけ力を溜め込み放出すると、弾幕が出ます」
凜々(なるほど、丁寧でわかりやすい。)
凜々はそう思った。
フラン「そうそう!私もそう言いたかったの!こう、力をギュッと溜めて、ドカーーーン!って放つの!」
そう言いながら、フランは手をギュッと握ったあと、手を開いた。そのまま腕を、上に大きく突き上げた時、噴水のように綺麗な弾幕が飛び出した。すごく綺麗だ。世界がどんなに広くとも、こんな独特で、幻想的なものを、間近で見られないだろう。ほんの数秒だけだったが、凜々は弾幕にすごく興味を持った。

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