勝利side
今日は撮影の後にバラエティーの収録か、
今日はいつもより早く帰れそう
なんて思いながら楽屋のドアを開けようとした
勝利「おはy…」
でも俺は普通に開けれなかった
少し開いた隙間から見える楽屋の光景は
ふまけんがキスをしている光景だったからだ
勝利「…」
聡「あ!勝利おはy(」
勝利「聡!しーっ!」
聡「え?笑なに?笑」
勝利「聡、ちょっとこっち来て」
聡「どうしたの?」
勝利「落ち着いて聞いてね?」
聡「怖いよ、笑」
勝利「もし、ふまけんが付き合ってたらどうする?」
聡「えー、…えぇぇぇぇ!?!?」
勝利「実はさ、今ふまけんがキスしてるとこ見ちゃったんだよね、」
聡「どういうこと、?え、?」
勝利「風磨くんが健人くんの頭に手を置いてて…」
聡「そうなんだ、あそこは出来てるのか、」
聡「僕全然気づかなかった、」
勝利「俺もだよ笑」
勝利「でもよく考えたら前もキスしたって言ってたじゃん?」
聡「え?そうなの?」
勝利「あ、そっか、その時聡居なかったんだ」
勝利「お酒の勢いで風磨くんが健人くんにキスしたんだって」
聡「えぇぇぇぇ!!」
勝利「これはもう応援するしかないよね、」
聡「これって本人達に言う?」
勝利「見ちゃったし、言ってもいいんじゃない?」
聡「そうだね、じゃぁ行こっか、笑」
勝利「うん笑」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。