(先生)「はーい、並んで!」
始まっちゃったよー…、相変わらず運動神経抜群なユイは動き回ってる。すごいなー、私なんて居ても役に立てないんだけど…。
(ユイ)「はい!パス!」
あなた「ちょっ…!困るよ!」
(ユイ)「行けるよ!行ってみ!」
あなた「もーう…」
またユイが無茶振りしてくる。ゴールなんて入らないってば…って思いながら必死に投げたボールはもちろんゴールには入らず。
ドンマイ!って叫びながら飛び込んできたユイが代わりにゴール。カッコいいなぁ、こうやってゴールできたらなー。無理だけど。
私たちのグループが休憩してる間、今度は男子グループの練習試合が始まった。
(ユイ)「ガンバレーー!マサキいける!いけ!」
あなた「わー入った!すごい!」
(ユイ)「ナイスー!さすがマサキ!」
男子グループは激しくて怖いけど応援するのは凄く楽しい。マサキはもちろん、バスケ大の得意で、さっきから点数を入れまくっている。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!