望said
俺は学校の近くのマンションに一人暮らしをしている。
ある日のことだった。
俺はいつものように朝ポストの中をチェックする、、と一枚の手紙、。
名前を見た途端俺は呆然となった、、
『な、なんでやねん、、』
そうそこにはもういないはずの"桐山照史"と書かれていた。
俺は恐る恐る手紙を開いた。
その手紙の字は間違いなく照史の字だった。
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望へ
この手紙を読んでるってことは俺はもうこの世におらんのなやぁ。
悲しい思いさせてごめんな、あなたは、大丈夫じゃないか、、きっと今でも泣いてるんやろうな、、
なぁ、望、お願いがあんねん、俺がいなくなった今、きっとあいつめっちゃ辛いと思うねん、やから俺の代わりにお前があいつを幸せにしたってくれ…これは親友からのお願いや、でも絶対に絶対に悲しませたらあかんで…もしそんなことしたら許さんからな、、
ってことでまた何処かで会おうな望。
照史
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俺は泣き崩れた。
照史は俺があなたの事好きやって気づいてたんや…、、
なんで、なんで病気は照史を選んだんやろ、、
でも、こうやって生前に照史が言ってるんや、俺があなたを守ったらなあかん…。。。
照史との約束や…。。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。