「ほら、ついたぞー、」
『ありがとうございます…』
「みんな集合ー」
「おぉ、黒尾か」
「なんだよ、やっくん…寂しかったのか〜?」
「あ?きしょいこと言ってねぇで、さっさと話せよ!!!」
「夜久がはじめたのに…」
「あ??」
「あーー、わかった、わかった えーっと今日1日、マネの仮入部してもらうことになった…」
『岩泉 千夏です!! よろしくお願いします!』
「よろしくー」
「よろしくっす!!」
「あぁー!!! 俺のクラスだァァァ!!!」
『え、あぁ…犬岡くん?』
「そうっすよ!!!!」
『よろしくね』
あの、元気な子かー
「おーい、」
『は、は…い!!』
「俺は3年の夜久衛輔だ、分からないことあったら聞けよな」
『ありがとうございます!』
うぁぁ!!優しそうな人…
「やま、ゃ…山本っす!!よろしくお願いします!」
『よろ、よろしく…お願いします!』
怖っいいいいいぃ!!!
「俺は、海 よろしくね」
『よろしくお願いします!!』
大人だ。
「で、俺が黒尾鉄朗な」
『あ…はい』
変態くそじじい(チャラチャラじい)
「孤爪研磨」
『よろしくお願いします!』
2年生?…1年生かな?
「研磨は2年生だぞ」
『えぇ!?』
「でも、研磨でいい」
『でも…』
「いいから、タメでもいいし」
『え、あ、はい!』
ちょっと可愛いかも…
こうして、仮入部の時代が始まった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。