その後、2人でいっぱい話をした
いろいろ聞きたいこと、言いたいことはあったけど、まず私がジミンに聞きたいことは
やっぱりこのことがどうしても気になった
頷くと、なぜかジミンは可笑しそうに笑った
もう一度尋ねると、遠くの方を見つめて
と、とても切なく語った
そのしぐさは、ナンヒさんと全く同じ
そのことを聞いて、私はやっと安心した
笑いながら否定するジミンだけど、あの時は本当にそう思ってしまった
苦笑いで尋ねると、全く予想外な答えが返ってきた
近所のおばあちゃん!?
ジミンもナンヒさんもなんであんなタイミングで、あんな紛らわしいやり取りを……
それまで悩んでた自分が心底馬鹿らしく思えた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!