前話です⬆️これ読んでからこっち読んでね
クリスマスまで、あと5日になった。
12月2日までの俺はほとけとクリスマスデートをする予定だった。
でもほとけにふられたいま、ほんなことできやしない。
……ん?まてよ
[今よりも仲良くする]ことが許されたんだから、クリスマスに「遊ぶ」ことなら許されるんじゃないか。
「プロポーズ」ではなく、「クリスマスプレゼント」とすれば何か渡しても大丈夫何じゃないか。
心の中でずっと疼いていたほとけへの好意を抑えきれていない自分が、暴れだした感覚がした。
こうなれば、決行。
俺は直ぐに支度をして、ショッピングモールへとプレゼントの買い出しへ出た。
…とはいうものの、何がいいのか。
ほとけの好みをよく分かっているようで全くわかっていない。
ふわふわとした可愛いコーナーを前にうろついていると、店員に声をかけられた。根っからの陰キャな俺はなんと返せばいいかも分からず、「あ……」と漏らしたきり無言でいた。
所謂[可愛い]のコーナーに居たからだろう、女物を探していると思われたのだ。
店員が指さしたのは、星型のベッドライト。淡い水色に光るところがとても可愛らしかった。
あまり深く考えない即決な男と思われただろうか、気にしていると、すぐに店員は笑顔になった。営業スマイルは鍛えられているようだった。
小さなフリップに並んだ包装紙とシールのサンプル。普通はカップルや家族がクリスマスプレゼントに使うんだろうな、と思うと、少し複雑な気持ちだった。
可愛らしいクリスマスの包装紙に、水色のメリークリスマスと書かれたシール。
絶対喜んでくれる、理由のない確信が、確かに心の中にあった。
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今日はほとけへのクリスマスプレゼントを買いに行った。デートは出来なくても、いままでよりも仲良くするために。淡く水色に光る星型のベッドライトを買った。包装紙も可愛くしてもらった。後はほとけを誘うだけ。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。