第48話

女子会トーク
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2022/09/08 12:00
エミリ「ねぇ〜いいじゃん、誘おうよ!」


あなた「や、ほんとに話せる様な関係じゃなくて……!」







お昼休み。



お弁当を食べながら、話題は赤司先輩と黒尾先輩について。






どちらかを遊びに誘って、お近付きになりたいんだとか。









あなた「大体、黒尾先輩には彼女さんがいるでしょ?」


ユウヒ「あー、西園寺先輩ね、あれは敵わないわ。可愛すぎるもん。」 


エミリ「ってか綺麗だよね!じゃあやっぱり赤司先輩!」


あなた「そういう事じゃなくてね?」










ったく…………、




というか、黒尾先輩の彼女さんは皆知ってるのか。






当たり前だけど名前を聞いてもピンと来なくて、だけど人の容姿に関しては特にズバズバ物を言う2人がこの反応という事は相当な容姿端麗なんだろう。






黒尾先輩と美人の先輩……絵になるなぁ。











エミリ「向こうにも2人誘ってもらってさ!3対3で行こうよ!」


あなた「ん"、私も行くの!?」


ユウヒ「当たり前じゃん。ちょっと大丈夫?」









思わず箸を床に落としてしまって、慌てて拾い上げる。




洗ってくるからと伝えて教室を出て、やっと一息。








力ならまだしも、流石に赤司先輩と遊びにとか……絶対身が持たない。




エミリ達可愛いんだし、誘ったら来てくれそうだけどな……。







まず会話をする関係に普通はならない、らしい。










ガララ、








あなた「!」









教室から出てきたのは横山さん。




学校を案内してもらって以来、あまり話してはいなかった。






エミリ達のグループと、なんだか少し違う感じ。








元から好んで人と関わるタイプでは無さそうだし……。









横山「学校には慣れた?」










目が合って、話しかけようかと迷っていたのが伝わったのか声をかけてくれた。





頷くと、「良かった。」と微笑んで歩き始める。










あなた「っさ、最近さ……!お弁当早く食べ終わってどこか行ってる、よね?」


横山「……知ってたの?」


あなた「え、うん……5時間目間際に帰ってきてるから、」


横山「体育祭の看板作ってるの。一応有志でやるんだけど、どうせ人集まらないと思って。」










……そっか、横山さんは学級委員だから。




確かに、エミリやユウヒはそういう事に関わらなさそうだけど……。









あなた「え、1人でやってるの……?」


横山「うん。絵は得意な方だし、1人の方が集中できるから。」










確かに、それはそうかもしれないけど……。









あなた「そ、それって放課後とかもやってる?」


横山「そうだね、基本は放課後にやる物だから。間に合うように昼休みもやってるってだけで。」


あなた「私が手伝いに行ったりしたら……邪魔かなぁ、?」


横山「え?」








キョトンとした顔をした横山さんは少し考えて、やっと言葉の意味を理解したかの様に目を見開いた。










横山「そりゃ、花野井さんが来てくれたら助かるけど……。」


あなた「ほんとっ?部活もまだ入ってないし、放課後時間できちゃってたから……行ってもいいかな?」


横山「本当に来てくれるの?」


あなた「横山さんともっと話してみたいと思ってたの!」


横山「っ……、」





 




照れ臭そうに視線を逸らして、「じゃあ、お願いしようかな……。」と呟いた。





まだ美術室の場所も曖昧なので、放課後一緒に行くことに決めてお別れ。




箸を洗って教室に戻ると、「おそーい!」と頬を膨らませた2人から再度赤司先輩の話を盛り返された。










だから、誘える様な関係じゃないんだって……。





とりあえず「次話したら言ってみる。」と口約束をして、やっと解放。






     





次……があるのかは、分からないけど。






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