なんだろうこの気持ち。
2年に上がってからなんか変だ。
もやもやして眠れない。
ダンス部のみんなと打ち解けてきて、これから大会いっぱい出るぞって時に。
もうお昼だし、ご飯食べたら元気出るかもと気持ちを切り替えながら、ホシはウジと学食へ行く。
そう言ってジョシュアとは別の席で学食を食べ始めた。
ダンスばかりに打ち込んできて、まともに恋愛もしたことないホシが…
シュアヒョンを好きかもしれない。
ホシはモテる。
男女問わず、年齢問わず。
それをずっと見てきた。
でも、こいつが誰かを恋愛対象に見ているところは見たことがない。
ホシはたぶんジョシュアヒョンのことを意識している。
応援してやりたい、でも。
男同士…
報われるのか…
ウジはそんな不安から、ホシはジョシュアへの恋心に気づかなくてもいいとさえ思っている。
そんなことを思っていると、昼休み終了の鐘がなる。
シュアヒョンのこと、探りたいな。
ウジはそんなことを考えながら、
ホシに手を引かれ、体育の授業に急いだ。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。