あれから数日彼女の容態はどんどん良くなった
そう言い先生は部屋を後にした
俺は引き出しからお揃いの服服を出した
俺は彼女に服を着せた
俺もお揃いで今日は着ている
俺は彼女を車椅子に乗せて外に向かった
ウィーン…
玄関の自動ドアが開く
前には桜が咲いていた
俺は車椅子を押しながら道を進んだ
彼女は申し訳なさそうにうつむいた
俺たちは桜並木を歩きながら散歩をした
俺は当たりを見渡すとベンチと木の机があった
俺は彼女をベンチの近くに連れて行って、急いでコンビニに向かった
俺は必要なものを揃えて彼女の元に急いで帰った
彼女はあくびをしながらぼーっとしている
俺は困った
ここまでダダこねてるのに無理やり飲ますのは違うと思った
彼女は周りを見渡した
ここは建物の影で人通りも少ない
俺は言われるまま彼女の横に座った
彼女は確信犯だ
俺が興奮するのを分かってる
俺は薬を手に取り水を飲ませようとした
すると彼女はおれの耳元で囁いた
真っ赤な顔した彼女
寂しい思いを埋めるために勇気を出してくれたんだ
俺は彼女の後ろに手を回し後頭部から支えた
彼女も手を腰に回して身を委ねてきた
俺は口に薬と水を含み口付けをした
口付けした横から水が流れ落ちる
俺は全部移したことを確認して唇を離した
寂しそうな顔をするから俺からキスをした
チュッ
俺は彼女を車椅子に乗せて部屋に向かった
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。