「ゆうたは今日車で来たんだっけ？」



ゆた「そう、車」



「だよね、私も車できた。もう帰るよね？」



ゆた「帰るよ、あなたも帰る？」



「帰るー」



荷物を持って玄関の方へ向かおうとすると



やま「はいストップ」



やまとに肩を組まれる



やま「あなたは居残り」



「え、嘘でしょ仕事残ってた？」



やま「いや、ただ残って欲しいだけ。どうせ家帰ってもやることないでしょ」



なんだびっくりしたじゃん。



「大変ぼーっとするっていう大事な用事が、、」



やま「ほらやることないじゃん。最近忙しくてあんま俺に構ってくれないし、たまには俺と遊ぶのも悪くなくない？」



「そういわれると確かにやまととあんまり遊んでないかも。ほぼ毎日会ってるけど。」



やま「でしょ！じゃあ居残り決定〜」



ゆた「あなたが残るなら俺も残る」



と言いながら、私の肩に回されているやまとの腕をどける



やま「だめーゆうたは帰ってください」



ゆた「別に俺も居てもいいだろ」



やま「俺はあなたと2人で遊びたいの！ね、あなたいいでしょ？」



「まあ、私はいいけど、、」



ゆうたの顔を見ると不服そうな顔をしていた。



ゆた「、、そーかよ。じゃあ帰るわ」



「ゆうた帰り気をつけてね」



ゆた「ありがと。おつかれ」



ゆうたが玄関を出る



やま「ゆうた怒っちゃったかなー」



「そう思うなら帰さないでいれば良かったじゃん」



やま「だってこうでもしないとあなたと2人きりになれないでしょ」



「そう？まあ私社畜で忙しいからなー」



やま「それはごめんって！でも助かってる、ありがと。」



「じょーだん！仕事楽しいからいいです〜。で、何する？どっか出掛ける？」



荷物を下ろしながらやまとに聞く



やま「ちょっとのんびりしてから出掛けようよ、家でやりたいこともあるし」



そういってやまとは座椅子に座り、こっち来てと手招きをしてくる



「？」



私が近づくと、自分の足の間に私を座らせて思い切り抱きついてくる



「やりたいことこれ？」



やま「そうこれ。充電」



なんか前にもこんなことあったなーと思い出して少し笑ってしまう



やま「何笑ってんの〜」



「あんたら、同じようなこと考えてんの面白いなーって」



やま「あんたらって？」



「前にゆうたも同じようなことしてきて、同じようなこと言ってたんだよ」



やま「ふーーーん」



「何その反応は」