第26話

ココア26
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2021/04/05 08:00 更新
桜田さくらだ さとみ
おい…!あなた…!
何をすればいいのかわからない
足を止めればいい?
それをしたらさとみ先輩のとこに行きそうだもん
学校に戻れって?
ころちゃんにどんな顔で会えばいいの…?
わかんない…
わかんないよ…そんなの…
桜田さくらだ さとみ
あなたっ…!
そう言って肩を引かれる
流したくもない涙が溢れてくる
桜田さくらだ さとみ
……………
佐伽羅さがら るぅと
え…?あなた…大丈夫!?
星月ほしつき あなた
るぅ…にぃ…((泣
星月ほしつき あなた
るぅにぃっ…!((泣
佐伽羅さがら るぅと
わっ…!………大丈夫だから…
るぅにぃの元に走っていく
一瞬、驚いた顔を浮かべたるぅにぃ
でも、優しく背中を撫でながら抱きしめてくれた
星月ほしつき あなた
……るぅッ…にぃ…!るぅにぃ…!((泣
るぅにぃの名前を呼びながら泣きつく
昔と同じように…
佐伽羅さがら るぅと
なんかあった…?家行く…?
コクっと頷くと手を引いてくれた
桜田さくらだ さとみ
え…あなたっ…!
佐伽羅さがら るぅと
さとみくん…でしたっけ…
佐伽羅さがら るぅと
ありがとうございます…
そう言ってるぅにぃはさとみ先輩に背を向ける
今はるぅにぃの傍にいればいい…
今の私が分かることはそれだけだった…
今の私が出来ることはそれ以外何も無かった…











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佐伽羅さがら るぅと
………はい…ココア…
星月ほしつき あなた
………ありがとう…
あなたは少し目を擦りながらココアを飲んだ
佐伽羅さがら るぅと
………落ち着いた…?
星月ほしつき あなた
………苦い…
かなり甘くしたのに…
星月ほしつき あなた
………どうしたらいいんだろ…
部屋の中は静寂に包まれて居るせいで嫌でも聞こえてしまう
僕に向けて言った言葉でもないくせにこんなに気にしてしまう
佐伽羅さがら るぅと
あなた…待ってるね…
話したくなった時に話せばいい
無理に聞き出されたくないのはみんな一緒なはず
星月ほしつき あなた
るぅにぃ…
ソファで隣に遠慮がちに座っていたあなた
肩を貸してあげると僕の存在を確かめるように顔をスリスリする
僕に頼ればいいのに
"さとみ先輩"のところには絶対に行かせない
僕はあなたの拠り所になる
佐伽羅さがら るぅと
いつでも頼っていいからね
佐伽羅さがら るぅと
これ…僕ん家の合鍵ね
星月ほしつき あなた
え…?なんで…?
佐伽羅さがら るぅと
両親とあなただけにしか渡してない
佐伽羅さがら るぅと
両親は他県に居るからあなただけ特別
星月ほしつき あなた
いいの…?
佐伽羅さがら るぅと
いいよ、あなたなら
分かってる、この言葉がずるい事ぐらい
誰だって自分が特別と言われたら信用するに決まってる
でもさとみくんのところに行かせるぐらいなら…
僕は少し悪いことをしてでも止めてみせる
佐伽羅さがら るぅと
あなた…今日は泊まりなよ
佐伽羅さがら るぅと
大丈夫…何もしないから
佐伽羅さがら るぅと
1晩、何も考えずに寝てゆっくりしなよ
佐伽羅さがら るぅと
モヤモヤが晴れるかもしれないし
星月ほしつき あなた
ありがとう…
そう言うと少し照れくさそうに笑った
僕はあなたのこの顔が好きだ

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