第6話

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2025/02/02 20:05 更新
(なまえ)
あなた
そろそろ行かなきゃ

クチャリと手の中で潰された容器を捨て、あなたは時計に目を向けながら物憂げにそう呟く。その動作さえ優雅で、洗練されたものに見えるのだから、王子様体質というのは末恐ろしい。


「それじゃあ…」と扉に手をかけ、彼女が足を一歩踏み出したその時。

伏黒恵
伏黒恵
……気を付けろよ
(なまえ)
あなた
!…恵くんもね

























補助監督
補助監督
此処が、本日からあなたさんの拠点となる……って、もうご存知でしたよね。すみません。
荷物は此方で運びますので、あなたさんにはこれより記載通りに動いてもらいま
(なまえ)
あなた
……了解です



伏黒と分かれてから数時間後、あなたはとある家の前で立ち竦んでいた。これからこの町に蔓延っている呪霊をある程度祓わねばならないのに、金縛りにでもあっているのか、この場から離れようにも離れられない。

何処にでもありそうな二階建てのその家屋は、今回長期任務を任された彼女の為に用意された拠点だと事前に聞かされていた。
……それだけの、筈だった。


???
あれ?



不意に隣家の扉がガチャリという音と共に開き、一人の少女が姿を現した。
コトリコトリと歩き始めた少女はあなたの姿を認識すると暫くその場で立ち止まり、やがてサファイアのような瞳を煌めかせたかと思えば恐る恐ると言ったふうに浅く口を開いた。


???
もしかして、あなたの幼馴染からの呼ばれ方ちゃん…?




少女の声につられたのか、あなたは海中を揺蕩うかのようにゆっくりと後ろを振り返る。
可憐を体現したようなその少女はあなたの顔を見るや否や、飴細工のようにキラキラとした眼をゆるりと緩ませ、あなたの方に駆け寄ってきた。


そんな少女にあなたも頬を綻ばせ、蕩けるような声で少女の名を呼んだ。


(なまえ)
あなた
ふふっ、久しぶりだね____





























(なまえ)
あなた
アオイちゃん

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