『それで…涼太さんは…』
深「生きてるよ…」
良かった…
生きてたんだ…
深「でも…今はどこに居るか分かんないけど」
『…そうなんですね…』
深「あの日から翔太は自分を責めて人と関わらなくなった」
深「それから…雷が鳴ると涼太を思い出してパニックになるようにも…」
そう言って悲しそうに下を向く
深「あなたちゃんを殴ってしまった翔太は本当に悪いことをした…」
深「でも…捨てないであげて欲しい…」
"お願い…"っと言って私に頭を下げる
『大丈夫です。明日翔太に謝ります』
深「うん。ありがとう…」
♬︎〜♬︎〜
ふっかさんが軽く私に笑いかけた時
ふっかさんの携帯が鳴った
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。