第3話

2.
555
2024/03/02 02:43


オーター・マドル
オーター・マドル
学校も始まりますし、今日は買い出しですね
あなた
やった!お買い物...!
オーター・マドル
オーター・マドル
必要な物だけですよ
あなた
ちぇー

まずやってきたのは杖屋さん

自分の魔力に適した杖を選んでくれるシステム
オーターさんが見守る中、
1つの杖がピュンッと飛んできた
少しクネクネした形で趣がある
杖おじいさん
おぉ、それは蛇使いの杖!
君は蛇魔法を使うのかね?
あなた
はい!
今年からイーストン校に通います
と、自慢げに話す私。
杖おじいさん
じゃが気をつけなさい
その杖を使った者は災に巻き込まれるという言い伝えがある
あなた
えなにそれ
オーター・マドル
オーター・マドル
どうします
他の杖屋に行きますか?
あなた
ううん、これにする!
その災に勝ってみせよーう



私達はその後も買い物を続け、用具を揃えると
帰り道、オーターさんが寮まで送ってくれた
あなた
あーもうしばらく会えない
オーター・マドル
オーター・マドル
手紙は書きますよ
あなた
まぁ頑張れそうにないけど、そろそろ寮の門限だしまたねオーターさん
オーター・マドル
オーター・マドル
あ、まって

部屋に戻ろうとすると呼び止められた
振り返ると、オーターさんはグイッと近づき

おでこにチューをしてくれた
オーター・マドル
オーター・マドル
ちゃんとしたキスは大人になってからです。これで我慢してください
オーター・マドル
オーター・マドル
これで頑張れますか?




あなた
が、頑張る...

その言葉に、オーターさんは"良かった"と呟き

それでは、と帰ってしまった
あんなに可愛いオーターさんに

赤面せず耐えた私を誰か褒めてください____




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