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君は その方がいいって 、言ってくれた 。
俺の事を …真っ直ぐに …本当の俺を見てくれた 。
君を送った時 …
初めて呼んでくれた 俺の名前 。
あぁ 。 俺 … あなたのこと …
本気で 。
俺が守りたい 。 そばにいたい 。
初めて その時思った 。
それから しばらく経って …
その日は 急に雨が降ってきていた 。
俺は 傘をさして急いで家に帰ろうとした 。
道端で … しゃがみこむ女の子 __
近づいていくと … あなただって分かった 。
俺は あなたに 傘をさす 。
泣きじゃくるあなた 。
クールで感情的になるタイプではないように見えた あなたが こんなに泣くなんて 。
俺は 思わず あなたを抱きしめていた 。
俺の腕の中で 泣き続ける君 ___ 。
君は 覚えてないのかもしれない 。
でも君は言ったんだ 。
泣きながら …
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。