MC：はじまりました〜！衝撃映像どゆこと？グランプリ！

MC：今回はSixTONESの田中樹くんとRainbowheartのあなたの名字あなたの下の名前ちゃんが来てくれましたー！！

：ふぉー

MC：でははじめましょう！！

映像が流れる

小さい声で樹くんが言ってきた。

聞かれた途端戸惑った。

私はビビりなのか

そうでもないのか

自分ではわからないから

なんと答えたらいいのか分からなかった。



アイドルをやる前にお付き合いさせてもらっていた人がいた。

私は当時、ズボンが大体で服もモノトーンなコーデばっかりだった。

そんな中、彼氏の家でホラー映画を見る時に叫んでいたら



｢もっと女な声出せよ｣



そう言われた。




女女女女

女だから

女だったら

女なんだから

女っぽく

女ぽくしろという言葉が嫌になっていた。


女は家事して可愛くスカート履いて可愛い声出していないといけないの？



最初にデビューが決まった時はずっと柚希の気持ちが分からなかった


なんで女の子なのにかっこいいのが好きなんだろうって


その時に柚希はかっこいいのが好きなだけで、周りから嫌な目で見られていた。



そんな時にメンバーは助けていた。


よくないとか、人それぞれとか、


私には理解できなかった。


いや、したくなかった。


昔の経験を思い出したくないから


柚希の事は分かってあげたい。わかりたい。


けど、周りからも変な目で見られるのは可哀想だって

だから女っぽくなれよって


女っぽくスカート履けよって


いえなかった。





メンバーもたまにはスカート履いてみたら？とか


ライブだけ履いたら？とか


言っていたけど柚希は一切履かなかった。


私は柚希の個性を大事にしたいと思った。




私は昔、男っぽいって言われていた時。


周りから嫌な目、嫌な言葉、を言われてきた。


私はそれが嫌だった。


だから、変わろうって、


女っぽくなろうって


思い切ってスカートも履いた。服も露出多めの服にした。


化粧もしたし。


靴も底が高いのにした。


結局、私は虐められるのが怖くて、


嫌な目で見られるのが怖くて






逃げたんだ。

だから柚希はずっと何を言われてもどんなに嫌な目でみられても




自分らしく


生きていた。

私はそんな柚希が大好き

あれ、私なんで泣いてんだろ、、、






そうだ、そうなんだ














柚希に戻ってきて欲しいんだ

スタッフ「いっかいとめます！！」

演者さん「え？なんで」

演者「休憩でしょ」

マネ「あなた？？？！」

マネ「なんで泣いてんの？」

マネ「まさか、、」

マネ「じゃあ誰、？」

マネ「そっか、、、」

マネ「大丈夫っぽかったですね！」

スタッフ「再開しマース」

スタッフ「スタート」

・



・



・



・

スタッフ「お疲れ様でした！！」

演者「お疲れ様！」

演者さん「お疲れ様でした！！」

演者「あなたちゃん、！！！」

演者「ご飯行かない？？」

演者「行こうよ」

演者「じゃあ連絡先だけでもいい？？」

演者「スマホ貸して」

演者「追加しといた！」

演者「じゃあまた！！いこうね！！」

演者「…」

演者「…」

演者「…じゃあお先に」