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第6話

酒は毒
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2025/10/16 13:37 更新
カラン
小さく音楽が聞こえる店内に、静かなベルの音が鳴り響いた。
cnm
あ、azじゃん
まだ小さなコップ一つしか頼んでないらしく、酔ってはいなそうだ。
az
また高い酒?
cnm先生がよく飲む、値段も度数も高い酒が瓶で置いてあった。
メニューが置いてあるcnm先生の隣の席に座る。
cnm
これじゃないと酔えないし
少し子供っぽい口調なのに、目に光は無く並々と入った酒の瓶を見つめている。
az
で、仕事はどーですか
cnm
ん〜、まぁ色々とぶつからない様にとかは頑張ってるけどさ…
多分、この組織にスパイがいるとか言われてる事。
az
kmtsとの進展は無いの?
cnm
あは、何それ煽ってる?
cnm先生はコップに酒を注ぎ、まだ氷が溶けていないので、ガラス製のコップとぶつかって気持ちの良い音を立てる。
az
好きならもっと攻めたらいいじゃん
cnm
お前は言えないだろ
az
だとしても、
両想いなんだから、とは言えない。
だって最近opがkmtsばっかり見てるから。二人で抜け駆けして欲しくないから。
cnm
だとしても?
az
んーん、なんでも。
cnm先生につられて、酒に目をやった。
たまには飲むか。そう思ってメニューを開く。
cnm
でも凄いよね、azって全然好意顔に出さないの
az
知られたくないからね
cnm
だとしても、出しちゃわない?az潜り込みとかも得意じゃん
az
過去のせい、いや、おかげ?
cnm
…確かにね。でも、“おかげ”では無いでしょ
az
そっか。
cnm先生って、こういう所がしっかりしてる。
cnm
てか、酒頼まないの
az
頼む、たまにはね
小さく手を挙げ、バーテンダーを呼び止める。
az
赤ワイン一つください
opが好きだから、という変な考えが過ぎる。実際そうでもあるけど。
cnm
opが好きって言ってたからでしょ
図星。こういうのは鋭い。
cnm
顔に出すぎ。opに見せてあげたいくらいの乙女顔だったよ
az
乙女って言うな
cnm
照れるなw
今日来て初めてcnm先生が笑った。
安心したのか、自分も少し笑みが溢れる。
俺が来て、一時間程経っただろうか。
赤ワインを2杯とcnm先生のお酒を1杯貰った。
cnm
そろそろ帰るかぁ…
ふにゃふにゃとした喋り方。結構出来上がってる。
仕事もまだ残ってるし、帰んなきゃなぁ…
az
大丈夫?おぶってあげようか
酔いが回っていたからか、少しふざけて言う。
cnm
…して
まじか。
az
本当に?
cnm
うんん…、しろ…
こう言ったら聞かないのがcnm先生。
az
誤解されても知らないからね
そう言ってcnm先生の手を引く。
お金は最初に払ってくれた様だ、それの借りを返すと思うことにしよう。
cnm
ん〜、ありがと…
耳の横で囁かれる。
az
っ…!
cnm
え、azって耳弱いの?
生まれつき、だし。
cnm
kmtsとかの方が弱そうなのにねぇ
確かに、普通なら耳が良いkmtsは弱そうだけど、実際は大分強い。
az
何で俺なの…
cnm
w私に興奮した?
az
それは無いわ
人通りが少ない路地に出て、cnm先生を背中に乗せる。…、意外と軽いんだ。
az
ちゃんと食べてる?
cnm
お母さんみたいだね、食べてるよぉ
az
食べてないからこんな軽いんでしょ
帰ったらもう少し食べさせよう。
そう思って細い隠れ道から帰っていった。

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