第12話

eleven
380
2022/03/21 08:00 更新



あれが五条くんと硝子ちゃんとの初めての出会い


… のはず







自分でも変だと思うけど何だか見覚えがあって


話していると少し懐かしい



水無月 あなた
ねぇ 、傑
水無月 あなた
本当にあの 2 人と …
初対面なのかな 、
夏油 傑
… 急にどうしたんだい ?
水無月 あなた
何だか懐かしい気がして
夏油 傑
… 奇遇だね
私も少し不思議に思っていてね




そう言う傑の目の奥は何だか黒く見えて __

全部を知っているように思えた




でも私は傑に何も聞けなかった







傑と私は幼馴染で

お互いの事を誰よりも知っている



何をするにも一緒で自然と気が合う





傑の好きなもの ・ 嫌いな物も勿論知っている





傑は人混みが嫌いだ


元から人の好き嫌いが激しいのもあるが

人の見たくない部分が見えるから嫌だそうだ






それと動物園が嫌いだ



動物園は特有の匂いがするから苦手

と言う人は居ると思う


私自身そんなに得意ではない




けれど傑は動物園 … と言うより猿が嫌いらしい


『 猿を見ていると虫唾が走る 』

傑は幼少期からそんな事を言っていた



なので少し煙たがられていたのだ









幼馴染でお互いを熟知している


とは言ったものの恋愛感情を抱く事は無い



傑は顔が良いのでモテるし

異常に外面は良いし



それでも恋愛感情は抱かない





傑とは幼馴染以前に

もっと前からの付き合いな気がして 、



他にどんなに仲が良い友達が出来ても

そんな事は思わなかった










なのに初対面の五条君と硝子ちゃんには _

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