“ 俺は死んだら星になるんだ ”
“ 寂しくなったら空を見てよ。そしたら繋がっている気がするでしょう? ”
いつだったかの言葉が思い浮かんで、
全部が繋がったような感覚を覚えた。
夜の闇ばかりに染まった空を見て、
その中でも一際光を放つ星を掴むように手を伸ばした。
そこに居たのか、フランク。
お前はずっとそこに居たんだな。
ぼやけ始めた視界を拭って、
草原に寝転がった。
満点の星空が目に飛び込んできて、今まで見れていなかった何かががきちんと見れているな、と思った。
ずっと下を向いていた。
あんなに空を見てって、
上を、前を見てと言われていたのに。
それに気付かなかった。
下ばかり見て楽な道ばかりを選んだ。
今更、と思っても 出てくるものは止められなくて
会いたいって気持ちを抑えられなくて
後悔が後から後から湧き出した。
このままじゃいられない
彼女のいう村へ行こうと思った。
空に一番近い場所。
地図にも載っていないような小さな村に。
その旨を伝えると彼女は
“ 分かりました ” と言って笑った。
“ 良かったですね、上杉さん ” と言う言葉も添えて。
12月24日。
クリマスの日に来て欲しいと彼女に言われ、
その日行くことが決まった。
まだまだ遠いと思っていたその日は
案外と近く、もうそこまでに迫っている。
肌寒い空気が全身を駆け抜けた。
What I noticed .. 気付いたこと
アンケート
結末
1. ハッピーエンド
81%
2. バッドエンド
17%
3. その他 (コメント欄へ)
2%
投票数: 133票













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。