(家
アズくんと遊んだり、パパ様に護身術やらなんやら教えられたりなんかパーティー連れていかされたり、色々なことをすごしているとあっという間に数年たっていた
このパーティーまじで退屈なんだよねぇ…だから俺ら3つ子ずっと遊んでた()←
父さんの職業は今は秘密だお♥←
…まあそんなことより
とうとう俺らの元に黒い手紙がやってきた
もちろん全員、アズールのところにも
来た時は両親が「さすが俺ら/私たちの息子」と言った具合な表情をしており、3つ子はドン引きそうになっていた←
今日はそんな両親に見守られ、NRCへ旅立つ日である
手を組み俺らへと言い放つ
おお…これは星に願いをのやつで出てきたヤツじゃああーりませんかぁ
確かに父さんいっつもそういうの気にしてたな
なんかシュンってした顔してんな…
ま、いっか←
軽く両親に手を振り外へ出る
するともう黒い馬車がスタンバっていた
馬ははよ乗れという感じの目でこちらを見ている←
バシバシと馬の頭を叩きながらは笑う
ア、ハイ、スンマセン
馬車へと乗り込む
荷物を下に置き、2ー1で座……、いや片側に3人とも座る
いや普通誰かが反対側行かね??狭いよ?
…はぁ、しょうがねぇ俺がいってやろ
席を離れようとするが
腕を掴まれ止められた
フロイドも反対の腕を掴む
もう逃げれないようだ
ハイハイ、座っときます座っときます
大人しく席に戻る
それから狭い座席で談笑して時を過ごした
するといつの間にか目が閉じてくる
眠気に抗おうと目を開けようとするが、どんどん意識は薄れていき、3人とも寝てしまった
(NRC____鏡の間
はっ、眠気に負けて寝てたわ
ん?
馬車の光景が目に映るかと思ったが、前には闇が広がっていた
あ、もしかしてだけどもう棺桶の中いんの?
…今思えば俺なんかヒラヒラしたやつ着てるわ今
これ式典服じゃん
んじゃあもうついたのは確定………
もう少ししたら学園長と会えんのか、よし!
.
.
.
.
はよクロウリー来てここ開けてぇぇぇええええ!!!
ここ暗すぎてマジ怖いいいいいいい(泣)!!!!!←
実はこの男、見かけが物騒なくせに暗いのが怖いのだ
おいそこ、は?暗いの怖いの?だっせwwwとか思ったか!?前世真っ暗闇の時に友達に身体中血まみれドッキリさせられてもう無理なんだよ!!!
わかるかこの気持ち!?←わからん
心の中で叫びまくっていると、ガチャりと音がする、ようやく俺の番が来たようだ
ぐすっ、やっと来やがったなバカウリー←
闇に一筋の光が入り、眩しくて目をつぶる
目を開けるとゲームで見なれた鏡の間があった
ああぁ………怖かったカタ:( ;´꒳`;):カタ←
震えを抑えようとするため顔が険しくなる
んー、やっぱり俺はオクタかな?
そんなことを考えつつ闇の鏡の前へと歩く
ひ、久しぶりに歩いたからコケそうッ……!!!←
てか俺の足長くね?←
少しよろけながらも闇の鏡の前についた
あ、そういや俺声出ないやん
どうしよ…………( ˙꒳˙ )
______クロウリーside
闇の鏡が名前を問う
しかし、静寂だけがそこに広がっていた
もう一度聞く
生徒の口からはなんの音と紡がれない
少しキレ気味で言う←
しかし目の前にいる生徒は口を開こうとはしなかった
名前を言うように促すが、闇の鏡から視線を私に移し、気だるそうに見下ろしているだけだ
………はぁ……………やはりここに来る生徒って問題児しかいませんよねぇ……←
黙りこくっている彼にそっくりな生徒がふらりとあらわれ肩を組む
げっ←、あの生徒は……
先程ディアソムニア寮と選定されていたのにオクタヴィネル寮がいいと言って闇の鏡を脅していたフロイド・リーチくんじゃないですか!←
私優しいのでオクタヴィネル寮にしてあげましたけどね!ええ!私優しいので!優 し い の d(((
お、同じ名字……先程もジェイド・リーチくんという生徒がいましたが…
まさか3つ子!?
なんてめんど…ゴホン、厄介な兄弟なんでしょう!←
まあジェイド・リーチくんがまともそうなので彼に丸投げでもしますか←おい
彼はイグニハイドですか
よかった…一緒の寮で暴れ回るということはなさそu
あ、笑顔ですがこれ絶対キレていますね
……嫌な予感が…
ふわふわとした声、人あたりの良さそうなにこにことした笑みから一転 、表情を顔から消し
瞳孔をかっぴらいてドス声で言う
闇の鏡は口を閉ざした、しばらくして口を開く
え、今完全に脅してましたよね?
しかも貴方も貴方でなぜ言うこと聞いちゃっているんですか闇の鏡!!←お前もだ
片方がよかったね〜、と彼の頬をつんつんする中、なんの反応も示さない
しかし満足そうに笑うと、無反応な彼の手を引っ張り列へと連れていった
そしてもう1人の兄弟と合流し、何やら楽しそうに話し始める。2人ともにこにこしている中、やはり1人の表情は変わらない
相当ヤバいやつのようだ←
はぁ…
厄介な生徒たちが来てしまいました…
とりあえずクルーウェル先生にあの兄弟の躾を頼みますかね←
______あなたside
いやぁホントに助かった
だって学園長に助けて…っていう感じで見ててもなんの反応もしてくれないんだもん←君の背が高すぎんだ
な ぜ そ れ を 言 う フ ロ イ ド
この男、先程学園長が言うには無反応、ということだったが実際はめちゃくちゃ照れていた←
会って間もないやつには分かりにくい、というより分からないが、長年一緒にいる兄弟はやはりその微妙な変化にも気づけるようだ
ニヤニヤと笑いながら聞いてくる
ほらぁ(泣)!
ドSリーチくんのスイッチ入っちゃったじゃん!←
何も知らない、俺は何も見ていない
うん、俺はなんも知らぬ(˘^˘ )←
めちゃくちゃいじられながら時を過ごす←
うん、まじでメンタル死にそう()
そしてようやく、そう、よ う や く 長い選定が終わり寮へと行く時間となった
寮長に連れられ、俺たちオクタヴィネル寮新入生はこれから生活するところへと
寮長以外全員が少しこけ、つまづきながら向かった←
Next
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。