第32話

さんじゅういち
2,577
2021/01/01 06:58


山口が歩いていく

土 屋 正 光 。
なんだあいつ?
日 向 浩 介 。
まじ変な先行だよなぁ
武 田 啓 太 。
でーも!

なんか面白くない?


俺は竜に向き合う



俺は言葉を上手く紡ぐことが出来ない


だから一言

矢 吹 隼 人 。
ごめん


竜に謝る



俺とあなたの勘違いだった



何も聞かずに責めたのは俺らだ



竜は俺らに弁解をすることなく1人学校を
去っていった



あなたが俺と仲良くなってすぐ、
竜について俺に言ってきたことを思い出す

△△ ○○
隼人くん!あのねっ、竜くんはあんまり感情表に出さなくてクールなんだけどね、誰よりもあなたと隼人くんのこと大切に思ってくれてるんだよ!
△△ ○○
竜くんはそういう男の子だから隼人くんも竜くんのことずっと信頼してね


あなたも俺も竜のこと分かってるつもりだった



自分が不利な立場になっても黙って歯を
食いしばる、それが竜だってこと



ほんとに竜に申し訳ないことをしたなって



あなたもあなたで竜と顔を
合わせづらいのだろう



1番竜と一緒にいたのに分かって
あげられなかったこと






山 口 久 美 子 。
お前らあの夕日に向かって走るぞー!

ついてこーい!
矢 吹 隼 人 。
怪我してるっつーの


つっちーと日向に支えられてついて行く


あなたは無事かな……?



山 口 久 美 子 。
ほらお前ら早く来いよ!

お前ら早くー!

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