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2018/09/17

第68話

桐山side
重岡
・・・照史君?どうしたん?
心配そうな声が聞こえる。

場の空気が変わってしまって、他のみんなも僕の周りによって来る。



今、僕のそばにいてくれるのは、


僕とちゃんと向き合ってくれた人。

ちゃんと叱ってくれて、



いつだって、


見捨てずにいてくれた人。




桐山
・・・ありがとう・・・っ・・

みんなのおかげで、俺・・デビューできる・・
涙ながらに言うと、しんみりとした空気が流れた。

桐山
しげ・・ありがとう・・。
あの時しげがかばってくれへんかったら、多分俺はここにはおらへん。

ーだからありがとう


そんな気持ちを伝えると、全員がこそばゆいような、そんな表情になった。



だって、あの日のことは、もうみんな忘れたかったから。


僕ももう、終わりにしよう。



あの日つけてしまった傷は、癒えないかもしれない。

自分についてしまった傷も、きっと、消えないかもしれない。



それでもきっと、この傷はいつか役に立つはずやから。


きっといつか、この7人なら笑い話に変えられるはずやから。




桐山
今度は俺が、しげを守りたい。頼りないけど、しげのことを、守っていきたいねん。
そう言うと、しげは柔らかく笑った。

重岡
照史君は、これまでもずっと、僕のこと守ってくれたよ


そう言って、照れくさそうに、自慢の笑顔を見せる。



ああ、もう何度、しげに泣かされたんやろう。


今日もまた、

「照史また泣いとる」

「ほんま照史君泣き虫やなぁ」

なんてみんなの声がする。





ここに僕がいれるのは、



間違いなく、みんなのおかげ。




こんな僕やけど、これからも、よろしくな。