私はきちんとした洋服を来て春馬くんの実家に向かう。
春馬くんの車で向かい、家の前に着いた。
そこはとても大きな豪邸だった…そして、門には10人位の人が居た。
「おかえりなさい。春馬さん」
皆腰を低くして春馬くんに挨拶する。
すると、皆私を見て挨拶して、先に行って玄関を開けた。
すると、綺麗な女の人が走って来た。
「春馬!」
「もう…こんな可愛い彼女連れてきて。紹介なんて初めてじゃない」
「え?…どういうこと?」
春馬くんはお母さんも連れて、お父さんが居る奥の部屋へ向かった。
「おぉ…可愛い彼女を連れてきたな」
私は春馬くんの隣に座って春馬くんの両親と向かいあわせで座った。
「それで話は何だ?結婚か?」
「お父さん…どうします?私たちの息子が…」
「それは許さない。」
「やめた?俺が死んだらお前が継ぐんだ。一人息子なんだから仕方ないだろう。だから俺は早くお前には結婚して欲しいんだ。」
「いい男になったわね。(笑)」
「お前が居なくなったらここはどうなる?今まで連れ添った部下を見捨てるつもりか?」
「好きにしなさい。」
「こんな立派な可愛い彼女連れてきて…私はとても幸せよ。あなたさん春馬を宜しくね」
「お前…!」
「お父さん。息子は旅立たせるのもいいんじゃないかな?」
「はぁ…分かった分かった。勝手にしろ。」
「その代わり…絶対幸せにしなさい。」
私は春馬くんに手を引かれて家を出た。
すると、外には沢山の人が居た。
春馬さん!出て行くと聞いたので…お送りします!
私達は春馬くんの部下さん達に惜しまれつつも車で家へ帰った。
私は両親に電話して春馬くんが縁切ったことを伝えるとお母さんは驚いていたが、お父さんはそれなら構わないと言って切られてしまった。
私はベッドに居る彼の隣に座った。
彼は私の頬に触れた。
私は彼にその日初めて彼に抱かれた。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。