今日はもっきゅんと、マサイが言う言葉当てゲーム!
だから、今からマサイの家に行くところ!
なんて話をしていたらマサイの家に着いた。
ピーンポーン
あれ、なんか今日のマサイ、テンション低い?
と言いながらソファに座る。
そういってソファの上で少し動くと、嗅いだことのある匂いがした。
ソファの匂いをよーく嗅いでも、あなたの香水の香りがする。
俺は立ち上がって、マサイの目の前に立つ。
俺はマサイの唇をよく見る。
俺とマサイが睨み合っていると、モトキが口を開いた。
するとマサイの表情が明らかに変わった。
そこには、あなたが寝ていた。
俺はマサイの胸倉を掴んだ。
すると、マサイは少し驚いたような表情をしたあと、目を逸らした。
声がした方を見ると、さっきまで寝ていたはずのあなたが起きていた。
そういうあなたの目には涙が浮かんでいた。
俺がそういうとあなたは小さく頷いた。
俺はあなたの胸に飛び込むように抱きついた。
俺はこの言葉を、何度も何度も繰り返した。
俺は、顔を赤くしながらこう言った。
あなたが頰を膨らませながらそういう。
約3分の沈黙。
俺はマサイに土下座をした。
ツッコミが追いつかない。
と、頰を指差す。
俺は、あなたが指差したところにキスをした。
といいながら、あなたは俺の頰にキスをした。
そう言って俺らは家へ帰った。
✄------------キリトリ線------------✄
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。