第21話

20話
60
2024/03/15 11:00
『おじゃましまーす』


??「いらっしゃ~い」


少し緊張しながらドアを開けると、家の中ではなく開けっぴろにされた縁側の方から返事が返ってきた


『え?、どこ?笑』


声の主を探していると、、



??「あ~、こっちこっち、家の中じゃなくて今あなたが通ってきたところ」



『あ、!』



おばあちゃんの家は家の小さい門みたいなところを入ると、まず広い庭があり、そこに面した家の縁側があって、夏は晴れている限り開け放たれているのだが、今さっき通ってきたところにその声の人はいるようだ。




??「あ~!いた!はじめまして?ではないけど、覚えてないだろうから。初めまして!松村北斗です。美希っていうのがうちの母で、俺はあなたの下の名前ちゃんのいとこにあたるのかな…、。もう、あなたの下の名前ちゃん俺の前を素通りして行っちゃったからちょっと面白かったけど…笑。あ~、とりあえずよろしく」



怒涛のように自己紹介されるがとりあえず、この人が美希さんの子供でいとこということがわかった。



『あ!よろしくお願いします!』



北斗「あ!ちなみにさ、あなたの下の名前ちゃん何年生?」



『高2です!』



北斗「高2か~、めっちゃ大人っぽく見える。あ、俺は高3です。一応高3なのかな?俺美容師になりたくて、美容学校行っててそこが四年制だからあんまり高3っていう意識はないけど…。」



『じゃあ、美希さんはいま中に?』



北斗「あ~!母さんは中にいるよ!めっちゃあなたの下の名前ちゃんが来るの待ち望んでた、笑笑。あとさ、なんか敬語使われるのむず痒いからそれやんなくても大丈夫よ」



『あ、はい!』



美希「あ!あなたの下の名前ちゃ~ん?来てたの?わぁー会いたかった~!!」



美希さんがいつの間にかこっちに来ていて私の手を握ってくれた



『久しぶりです!いつも宅急便でおいしそうなものとかいろいろ送ってくれてほんとにらありがとう!!!』



美希「ううん、全然気にしないで!詩帆ちゃんもいなくなって大変だろうし、こんなに可愛いあなたの下の名前ちゃんのために送らないわけにはいかないでしょ!」



『ほんとに嬉しい!』



幸せな会話をしながら、美希さんと同じ女部屋に荷物を運び入れる。



美希「この部屋ドアとかないし、風通しはいいけど、着替えるときとかは気になるだろうから脱衣場使ってねっていうのと、う~ん、それくらいかな~。とりあえず、好きに使っていいよ!」



『ほんとにありがとう!じゃあ、のびのび過ごさせていただきます!。笑』



じい「あなたの下の名前ちゃ~ん?来てたの?」


『あ!おじいちゃん久しぶり!!』


じい「わぁ!まあべっぴんさんになって、今日はみんなで鶏飯食べに行く予定なんだけど大丈夫?」



『もちろん!とっても楽しみ!』

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