『え!私昨日その人たちのこと聞いて今度紹介するって言われたけど、もういるの?笑』
大我「なんかよくわからんけど、とりあえず北斗の朝ごはんできてるから食べよ?」
『え!北斗くんってご飯できるの?めちゃくちゃハイスペすぎん?笑』
『ご飯食べよ!とりあえず、着替えるね。その、樹くんとジェシーくんにはもうちょっと待って欲しいって言っておいて』
大我「おっけー!勝手に部屋入ってごめんね!?外から呼んでたんだけどあまりにも起きないし、ばーちゃんも美希さんも買い物行っちゃたしね、、」
『あ~、それはまあ、大丈夫だよ!!笑』
しばらくして着替えた後に北斗くんの朝ごはんを食べようと思って、居間に行った。
??「あ!、もしかしてあなたの下の名前ちゃん?笑」
やけに見た目から声からチャラさが漂う彼は、端からみたらすごくイケメンな部類には入りそうなお顔立ちで、でも、チャラい。もしかして彼が田中樹?
『あの、もしかして田中樹くんですか?!』
樹「え?そうだよ!俺が田中樹だけど、あ、知ってた?てか、誰かから聞いた?!!」
ばくばく食べていた朝ごはんのお箸を一度置き、しっかりこちらを向いて尋ねてくる。
『慎太郎くんとかから聞きました…』
田中樹「ねえさ、俺も聞いたんだけどあなたの下の名前ちゃんって東京の子なの?」
『え、あぁ、そうですけど…、、』
なんかグイグイ来られて嬉しいような怖いような…笑
ジェシー「あ!!君がうわさのあなたの下の名前ちゃん?俺もこーちに聞いてたよ!!樹がさ~、東京から来たきょもの友達なんて絶対可愛いに決まってるから会いに行こう行こうってうるさくてさ~。朝ごはんの時間に押し掛けちゃってごめんね?」
樹「ちょ、お前それは言うなよ!笑」
樹「いやでも、あってみて思ったけど、やっぱりあなたの下の名前ちゃんめっちゃ綺麗よ。」
『は?』
大我「は?」
大我「ねえ、待って、なんで俺の知らないうちにあなたの下の名前ちゃんのこと落とそうとしてんの?笑」
樹「いやいや落とそうとはしてないって、ただ可愛いなっ?て、笑」
『ねえ、ちょっと待ってみんななんか勘違いしてない?私ときょもはいとこだよ?いとこ!!』
ジェシー、樹「え?」
ジェシー「大我が友達連れてきたっていうからてっきりそう思ってた…」
『はぁ…』
なんかめんどくさそうな人たち……笑
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。