第43話

お出掛け【ヒロ編】
13,335
2021/03/25 09:10
私が引いた人は_
(なまえ)
あなた
ヒロくんだ
ヒロ
ヒロ
ん?俺?
(なまえ)
あなた
うん!
ヒロ
ヒロ
おー
どことなく嬉しそうなヒロくんは、サッと出掛ける準備をした。
ヒロ
ヒロ
行こっか
(なまえ)
あなた
行ってきます!
からぴち
からぴち
行ってらっしゃい!
みんなに見送られて、玄関を出る。
ヒロ目線(※またしても話の都合故に男性目線です。)
(なまえ)
あなた
何するのー?
横に並んで歩いていたはずのあなたちゃんが、ひょこっと出てきた。
ヒロ
ヒロ
お昼ご飯は決めてるけど、その後はあんまり決めてない
(なまえ)
あなた
そう言えばご飯食べてなかったや
ヒロ
ヒロ
ずっと寝てたもんねー
(なまえ)
あなた
まだ眠いけどねっ
そう言って笑う彼女に、つられて笑う。
その後、目的の小さなカフェで昼食を取った。
店を出たあと、何をしようか。と二人で適当に歩いていた。
他愛も無い話をしながら歩くのは心地が良かったが、もう少し何か考えておくべきだったと思う。
ヒロ
ヒロ
ちょっと休もっか
徹夜明けの彼女をあまり歩かせるのも良くないと思い、人気ひとけの無い公園を指差す。
(なまえ)
あなた
はーいっ
ぴょんぴょんと跳ねるように歩く彼女を、少し可愛いと思った。
ヒロ
ヒロ
あなたちゃん、何か飲む?
自分の分の珈琲を自販機で買ってから、彼女に尋ねる。
(なまえ)
あなた
ココア…って私が買うよ?!
お金を入れようとしている俺に、慌てて彼女が言ってくる。
さっきも昼食の会計で自分の分を払おうとしてたな…と思い出した。
ヒロ
ヒロ
カフェでも言ったけどさ、今はあなたちゃんのこと休ませに出掛けてるんだから、遠慮はダメだよ
(なまえ)
あなた
……はーい
少し不服そうにしている彼女の頭を撫でてから、ココアを買って彼女に渡す。
(なまえ)
あなた
ありがとっ
少し肌寒いからか、ココアを両手で持ってから、ニコッと笑ってお礼を言ってきた。
それから二人でベンチに座り、また話をしていた。
暫く彼女の話を聞いていると、だんだんと彼女の声が小さくなった。
ヒロ
ヒロ
あなたちゃん、眠い?
(なまえ)
あなた
う……平気
目を擦りながら言う彼女に、クスクスと笑いながら言う。
ヒロ
ヒロ
全然平気そうには見えないよ?
(なまえ)
あなた
ごめん…
ヒロ
ヒロ
徹夜明けだもんね、帰……
俺が言い終わる前に、彼女が俺の肩にポスッと寄りかかってきてしまった。
ヒロ
ヒロ
あなた…ちゃん?
ヒロ
ヒロ
寝ちゃった…
穏やかな顔で寝息を立てている彼女の頭を撫でる。
それから、自分の上着を彼女が起きないように脱いで、彼女の上にかけた。
起こせなかったのは、幸せそうに寝ている彼女を起こすことに罪悪感が湧いてしまいそうだったから。
でもその理由は、「もう少し彼女とこうしていたい」という願望に近い雑念を、包み隠すためのものだったのかもしれない。
✄------キリトリ------✄
閲覧ありがとうございました✿゚❀.(*´▽`*)❀.゚✿
rinrin
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2話を経て再開致しましたお出掛け編です
rinrin
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一気に⭐と❤と閲覧数とフォロワー様が増えててまたしてもびっくりしてます…∑(゜△゜;)
rinrin
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更新スピード上げろって自分に言ってます……←
rinrin
rinrin
春休み入ったのでねっ書く時間はありますからねっ( ̄▽ ̄;)
rinrin
rinrin
皆さんに楽しんで貰えるように頑張ります!
rinrin
rinrin
じゃあ、バイバイ!( ´ ▽ ` )ノ

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