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第30話

目撃
よし、買い物終わり。


7月に入って、超暑い夏の訪れ。


「あちー…」


あの日、私達は付き合うことになった。


ずっと幼なじみだった大和が、彼氏になった。


一緒に登下校したり、出かけたり。


今までもそうだったのに、何か違う。


変な感じ。


くすぐったい。


手も繋ぐようになった。


恥ずかしい。


本当に恥ずかしい。


大和にデレてる自分は自分じゃないみたい。


7月13日、土曜日。


今日は一日オフ。


学校もないし、バイトもない。


腕時計を確認するとまだ2時…


今から帰ってもなぁー…


せっかく街中に来てるわけだし…


暇になっちゃったから、真美にでも連絡してみるかー…


「今から遊べない?…と。」


まぁ、すぐには返信来ないだろうけど。


とりあえず、スタバにでも入ろうかな。


店内はきっと涼しいだろうし。


いつものダークモカチップフラペチーノを注文して窓際の隅の席に座った。


あ、真美からLINE来てた。


『ごめん!

今日は親に頼まれごとしてて…

今手が離せなくて🙏』


そっかー…


家の手伝いなら、しょうがないか。


そう思いながらストローをくわえる。


んー、冷たくて美味し。


今日は土曜だし、快晴だし、いいデート日和。


道行くカップルを見ては微笑ましく思う。


前は…


いろんなこと考えちゃってたな。


あの彼氏は実は他に彼女がいるんじゃ…とか、


本当に好き同士なのかな…とか。


でも、大和と付き合って変わった。


今までずっと一緒にいたからこそ、大和の言葉は本当なんだって思える。


心から楽しんでるって分かる。


だから私も信じられる。


大和だから…


あーぁ、なんか会いたいなー…


って、会えるわけないか。


今日も部活だろうし…


窓の外をぼんやりと見つめる。


人、多いなぁ…


休みだし当たり前か。


その中で、私の目には2人の姿が飛び込んできた。


「え…?」


私は見てしまった。


大和と真美が楽しげに、二人で歩いているところを。