第30話

目撃
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2019/04/30 07:48 更新
よし、買い物終わり。


7月に入って、超暑い夏の訪れ。


「あちー…」


あの日、私達は付き合うことになった。


ずっと幼なじみだった大和が、彼氏になった。


一緒に登下校したり、出かけたり。


今までもそうだったのに、何か違う。


変な感じ。


くすぐったい。


手も繋ぐようになった。


恥ずかしい。


本当に恥ずかしい。


大和にデレてる自分は自分じゃないみたい。


7月13日、土曜日。


今日は一日オフ。


学校もないし、バイトもない。


腕時計を確認するとまだ2時…


今から帰ってもなぁー…


せっかく街中に来てるわけだし…


暇になっちゃったから、真美にでも連絡してみるかー…


「今から遊べない?…と。」


まぁ、すぐには返信来ないだろうけど。


とりあえず、スタバにでも入ろうかな。


店内はきっと涼しいだろうし。


いつものダークモカチップフラペチーノを注文して窓際の隅の席に座った。


あ、真美からLINE来てた。


『ごめん!

今日は親に頼まれごとしてて…

今手が離せなくて🙏』


そっかー…


家の手伝いなら、しょうがないか。


そう思いながらストローをくわえる。


んー、冷たくて美味し。


今日は土曜だし、快晴だし、いいデート日和。


道行くカップルを見ては微笑ましく思う。


前は…


いろんなこと考えちゃってたな。


あの彼氏は実は他に彼女がいるんじゃ…とか、


本当に好き同士なのかな…とか。


でも、大和と付き合って変わった。


今までずっと一緒にいたからこそ、大和の言葉は本当なんだって思える。


心から楽しんでるって分かる。


だから私も信じられる。


大和だから…


あーぁ、なんか会いたいなー…


って、会えるわけないか。


今日も部活だろうし…


窓の外をぼんやりと見つめる。


人、多いなぁ…


休みだし当たり前か。


その中で、私の目には2人の姿が飛び込んできた。


「え…?」


私は見てしまった。


大和と真美が楽しげに、二人で歩いているところを。

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