第116話

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2024/04/18 18:32
柘榴 恋緋愛
柘榴 恋緋愛
大丈夫、お姉ちゃん元気だよ
そう無理に笑う恋緋愛の頬に手を当て、茜は彼女の口角を無理矢理下げた。
柘榴 茜
柘榴 茜
笑いたくない時に笑っちゃダメだよ
それだけ言いすぐに読書へと戻った茜。
そんな彼を眺めながら、恋緋愛は呟く。
柘榴 恋緋愛
柘榴 恋緋愛
私がちゃんとしなきゃね!
時刻は午後6時。赤は、玄関の方から鳴った扉の音に視線を向けた
柘榴 茜
柘榴 茜
ん、おかえり
水面 蒼
水面 蒼
ただいま
梔子 琥珀
梔子 琥珀
ただいま戻りましたぁっ!
玄関口からリビングに入ってきたのは蒼と琥珀。
そんな彼らに恋緋愛は「二人とも手洗っておいで」と告げ、読んでいた本を片付けた。
柘榴 恋緋愛
柘榴 恋緋愛
お夕食の準備するから、茜も手洗っておいで
柘榴 茜
柘榴 茜
...はい。行くよ、兄さん
相変わらず茜に見えている「何か」に不安になりつつも、恋緋愛は台所に立ち夕飯の準備を始めた。
日記
日記
すみません寝てました
日記
日記
お昼寝感覚でここまで寝てしまうとは....

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