目の前にいるのは、黒い霧のような見た目にスーツを着ている黒霧さんという人。
先生達は私の大切な仲間だ。
先生達がいなかったら、私は今ここにはいないと思う。
コンコンッ
中から了承の返事が来たので扉を開ける。
弔くんは、個性が『崩壊』
手に触れたものを粉々にしてしまう。
だからいつも手袋をしている。
念の為なのか、私には絶対に触れてこない。
弔くんが向いた方向にはモニターがあり、先生が映し出されている。
先生が褒めてくれた……!
先生はそう言って口角をあげた。
まあものは言いようだよね。
私が使うと、身体強化になるだけだけど
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私は、この世界を変えたい。
偽物を消したい。
私と同じ目に合わせてやりたい。
つまりさ……。
ヒーロー社会を壊せばいいんだよ。
私達を、もう『ヴィラン』だなんて呼ばせないために。
"あいつら"を、壊してやるために。
ふと切島くんを思い出し、進む足を止めた。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!