あれから2ヶ月が経ちました。
舞『ねぇ、どうしよう芽衣!!私アンカーになっちゃったよー!!(泣)』
気付けばもうすぐ体育祭です。
選抜リレーに選ばれたメンバーは、
他の教室に集まって、走る順番などを決めていた。
私「アンカー!?でも舞なら大丈夫でしょ!」
舞『いやいや、アンカーなんて何年ぶりだよ(泣)
しかも他のクラスの女子のアンカー3年生だし…
緊張して転びそう…』
足が速い舞は、選抜リレーの選手に選ばれていた。
うちの高校は、男女別の選抜リレーで、
各学年各組から2人ずつ選ばれる。
なのでうちら3組チームは、1年3組から2人、
うちら2年3組から2人、3年3組から2人選ばれて、
合計6人が3組の女子選抜リレー代表になる。
その中で走る順番を決めるから、舞は先輩を差し置いてアンカーになった形だ。
(もちろん足が速いからだけどね。)
だからハル君と同じ組が良かったんだけどね…
(ハル君は1組)
湊『…………はぁ。』
私「え、どうしたの!?笑」
光『ただいま、モッチー!!』
私「あ、光っちおかえり!」
あれから森本君(光)のことは、光っちと呼ぶほどの仲になった。
この二人も(意外と)足が速いらしく、
選抜リレーの選手に選ばれていた。
私「てかどうしたの、成瀬君?」
湊『………………最悪。』
光『湊ね〜、アンカーに選ばれちゃったんだよ〜!』
私「え、アンカー!?成瀬君ってそんなに足速いの!?」
湊『…………別に速くない』
光『湊めっちゃ足速いからモッチー楽しみにしてな ♪』
私「そんなに速いの!?」
へぇ、、、
意外〜。
走ってるとこ見たことないから想像つかないなぁ。
湊『……意外、って顔すんな、バカ芽衣』
私「え!?」(バレてる)
最近、成瀬君にもバカとかアホとか言われるように
なったな…………ハル君かよ!←
光『…楽しみだね〜、体育祭!』
舞『よーし、私も頑張るぞ〜!!』
光『まいまい、頑張ろうね〜!!』
私「私も頑張るぞ〜!!」
光『お、モッチーも応援団頑張ってね!』
舞『チアやるんでしょ〜!?いいな〜♡』
そう、リレーの選手にも選ばれない私は暇なので、
応援団に入りました。
光『チア!?チアってことはパンツ見えちゃうじゃん!』
湊『………え、見えんの?』
私「そこだけ反応しないでくれる!?」
舞『パンツ、見えちゃうかもね〜♡』
私「見せパン履くから大丈夫ですー!」
光『じゃあ思う存分見せパン見よっと ♪ 』
湊『…………アホ。』
チアダンスをやる予定なので、足をあげたりする時に
パンツ丸見えになってしまうので、
女子は見せても良いパンツを履くことにした。
と言っても、
ブルマのような物なので、体育着みたいなものを
中に履くんだけどね。
それにしても、舞も成瀬君も先輩差し置いてアンカーだなんて、、凄いなぁ〜。
あ、もちろんリレーの選手に選ばれた光っちも
十分凄いんだけどね。
体育祭、楽しみだな ♪
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。