if

太宰さんを見つけた。
｢、、｣
｢居た？｣
僕は頷く、、は少し嬉しそうだった。
太宰さんはポケットに手を入れ、鼻歌を歌っている様子だ。
｢見よ、あちらが大宰さんだ｣
｢包帯巻きの人？｣
｢然り、彼の人だ｣
、、は僕を抱き締め、今迄ありがとう芥川さん、大好き！この後はよろしくね！と残し、僕が抱き締め返す間もなく、嬉しそうに駆けて行く。
善いのだろうか。

彼女を亡き者にさせて。

｢うっ｣
、、が死んだ姿を想像するだけで、吐き気がした。
それを考えるた刹那、羅生門が、、を縛り、地に足を付けぬようにする。
｢わぁっ！？芥川さん！？｣
街行く人が驚き此方を見ているが、そんな事は気にしない。
羅生門で此方に引き寄せ、空中で、、を羅生門から離し、落ちてきたところを抱きしめた。

　　　　　　　☆          ★         ☆

太宰さんの元へ行こうとしたら、止められた。
やっと解放され、何もかもなくなって、楽になれると思い、ほっとしたのに。
自分は今、芥川さんの羅生門で引き寄せられ、抱きしめられている。
どういう事？
｢＿＿ぬ｣
芥川さんが何かを云っている。
｢どうしたの？｣
彼の声が震え過ぎて聞き取れない。
｢＿＿せぬ｣
モタモタしている時間は無い。
｢なあに？・・・ねぇ、早くしないと、太宰さんが｣
｢させぬ｣
芥川さんは、声を上げより一層強く自分を抱きしめた。
まるで、もう二度と離さないと言わんばかりに。
｢えっ？｣
｢死なせぬ。、、を亡き者にさせぬ。｣
｢・・・芥川さん？｣
今までに聞いた事ないくらい、切ない声をしていた。
｢行くな、お願いだ。、、。僕の傍に居てくれ｣
｢芥川さん・・・？ねぇ、何云って？・・・自分の気持ちを、解ってくれて、っ今まで一緒に、太宰さんを、探しに来て｣
芥川さんの続きを聞くのが、怖くて声が震える。
突然何を云うかと思ったら、あんな事を云われるとは予想もしていなかった。
漸く、この辛い悪夢から抜け出せると思ったのに。
訳が判らない、終われないの？
芥川さんは何も話さず、自分を抱きしめる。
離れようと思い、芥川さんの肩を押すが、力で敵うはずもなく、ビクとも動かない。
｢ねぇ、芥川さん？お願い、ねぇ。何か云って？｣
離すことも出来ず、ただ、芥川さんを軽く殴りつけるような事しか出来なかった。
泪が、地面に跡を残しながら落ちる。
｢お願い・・・お願いだから・・・。ねぇ｣
芥川さんは自分の顔を見る。
｢っ！｣
切ない顔をし、ただ一言だけ、悲しい声で云った。
｢生きろ｣
その言葉は、自分の何かを蝕む鎖を解き放った。
｢僕の傍に居ればいい。何も求めぬ。理由なんてなくとも、ただ、傍に居てくれればそれでいいんだ。生きている理由が無くても、良いんだ。僕が＿＿＿｣
｢・・・いいの？｣
芥川さんは驚いていた。
｢こんな私が、気味の悪い、人間じゃない自分は、生きていて良いの？芥川さんの傍に居ても良いの？｣
自分は芥川さんから発された言葉を聞き、大粒よ泪を流し、聞いた。
｢無論、居ていい。ただ、それだけで良い。僕の傍に居てくれるか？｣
芥川さんは手で自分の泪を拭う。
｢・・・うん。自分も芥川さんの隣に居たい｣
柄にもなく、自分は芥川さんに抱きついたまま子供のように声を上げ、泣いた。
芥川さんは困っていたが、自分が泣き止むまで、抱きしめ撫でてくれたり
芥川さんに云われて気がついた、自分は生きる理由が欲しかったんだ。
ただの道具としてではなく、一人の人間として、誰かに必要とされたかったのだ。
生きていて欲しい、傍にいて欲しい、自分はここに居ていいんだ、そんな事を思わせてくれる、その言葉を自分に向けて欲しかったんだ。
帰り道、自分は芥川さんの背を借りて、居るべき場所へ帰っていた。
｢芥川さん｣
芥川さんは自分に目線だけを送ったり。
｢有難う｣
｢・・・あぁ、どうってこと無い。所で、、｣
暫く間が空いてから、''大好き''と云い僕に抱擁したが、あれはどの様な意味で捉えれば善い？、と訊いた。
｢えっ・・・｣
思わず自分は固まってしまった。
｢告白か？それとも、友達としてか？｣
｢・・・｣
自分は顔が赤くなり、何も云えずにいる。
｢若し、気があるのならば・・・否、言葉にするまでもないだろう｣
芥川さんは態とらしく、前で組んでいる自分の手の薬指に、今までの中で一番優しい接吻をした。

ifの世界を書いていたようです

自分に驚き

別に死んだままでも良かったような気もするが・・・

まぁ、お幸せにって事ですね



話は変わって(((((

仕合わせな結末か不仕合せな結末

どっちの方が好きですか？

あと、メリーバッドエンド

急なカタカナ笑

エンドにも色々あるんですよね、？

ハッピーだったりバットだったり、以下etc

てか、そのくらいしか知りません

あぁ、あとプラマイの話とかも

どいらかというとバットやマイナスが好きです

暗い作品を好むようになってきている気がする？

監禁とか特に(！？)

書いてて楽しいしね(！？)

虐待ネタもいいよね(！？)

簡潔にまとめると嗜虐心が煽られる作品が

いいって事ですね(！？)

こんなやつが書く作品集です

あ、勿論明るい話も好きでっせ

でもだいたい長い話になるとしたら

夢主死ぬと思ってください(！？)

嫌な方はBACK！

まだまだ話し足りないけど

長くなってしまうので、ではまた