瑞稀side
決めた。俺はしもっちゃんに相談する。
嶺亜が相談していいって言ったもん。
だからする。
井上「はしもっちゃん!」
橋本「んー?」
井上「あの、話したいことあって…」
橋本「いいよー。どうした?」
井上「えと…」
チラッ
俺は優斗たちの方に視線を向ける。
さすがにメンバーみんなに相談するの、
あれだよね……。
2人で話した方がいいかな……。
でも変に思われないかな…。
橋本「瑞稀、自動販売機行こ」
井上「え、!?」
橋本「行ってきまーす」
作間「行ってらっしゃーい」
そう言ってはしもっちゃんは
俺の手を引っ張ってずんずん歩いていく。
ピッ ガシャン
橋本「はい、どーぞ」
井上「あ、ありがとう」
俺ははしもっちゃんから
ペットボトルのお茶を受けとる。
橋本「んで、どうしたの?」
井上「あ…。あのね、昨日、
嶺亜とディズニー行ったの…」
橋本「うん」
井上「その、それで、嶺亜が、
俺に、す、好き……………って
言ってくれて、」
橋本「………うん」
井上「でも、どうしたらいいか、
わかんなくて……」
橋本「そっか…」
井上「………」
橋本「瑞稀は、どうなの?」
井上「え?」
橋本「嶺亜のこと、好き?」
井上「………好き…」
橋本「ならもう、
答えは出てるんじゃないの?」
井上「だって…。男同士なのに、
大丈夫かなって……」
橋本「大丈夫だよ!な?」
井上「でも……ッ」
橋本「早く行っておいで。
嶺亜、待ってるんじゃない?」
井上「…うん」
橋本「頑張って!」
井上「……ありがと。俺、行ってくる!」
橋本「うん!」
タッ
橋本「ハハッ。マジか~……w
やっぱそうだよな……w
……俺、何カッコつけてんだろ…。
あー…。くそだせぇ……」












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。