第80話

第二の演説
943
2025/03/01 11:42 更新
(なまえ)
あなた
へ…
記者
あなたの下の名前さんの薬指に指輪が見えるのですが
(なまえ)
あなた
へあっこれは…
記者
1ヶ月程前に男装をしているあなたの下の名前さんと糸師冴さんが会話している写真があります
(なまえ)
あなた
(あ〜…冴に変装バレた時の…)
記者
まさか糸師冴さんと?
(なまえ)
あなた
いやっその……
冴
はぁ…
冴がため息をつきながらマイクを持って立ち上がる。
冴
俺はサッカーしか知らない。
烏旅人
は?
凛
へ?
ネス
ん?
絵心
?
突然の言葉に、会場全体がぽかんとする
冴
小学生の頃からな
冴
どれだけ努力しても報われないことがある
冴
そんな世界しか知らなかった。
冴
だからこそ、俺は誰よりも冷徹に、誰よりも正確に、この道を歩いてきた
冴
そんなサッカーバカの俺の前にこいつが現れた。
冴
どれだけ無謀でも、傷ついても
冴
諦めることを知らないやつだった。
冴
俺はそんな人間が大嫌いだった。
冴
感情に流されて、非合理的な選択をする奴が俺の前に現れて
冴
俺の世界を崩すのが大嫌いだった
冴
だが、なぜかこいつは腹が立たなかった。
冴
真っ直ぐすぎて、馬鹿みたいに自分を犠牲にして、それでも『大丈夫』だって笑う。
そんなの、見ていてイライラするに決まってる
冴
だから何度も言った。
冴
「無茶するな。」「怪我をするな」「もっと自分を大切にしろ」
冴
なのに、こいつは毎回俺の言うことなんか聞かずに、勝手に突っ走る
私はは冴の言葉に苦笑しながら、小さく肩をすくめる
それを見た冴は、ほんの一瞬だけ目を細めた。
(なまえ)
あなた
(あれ、今笑った…?)
冴
……結局、俺の方が根負けした。
どれだけ冷静に計算しても、合理的に考えても、こいつがいない未来が想像できなくなった
冴
だから、俺はあなたの下の名前を選んだ。
こいつがサッカーを続ける限り、俺はその隣にいる
冴
何があっても、こいつの選択がどれだけ無茶でも、それを支えるのが俺の選択だ
そして、静かに、だが確実に、最後の言葉を告げた。
冴
だから俺はあなたの下の名前と結婚した。
記者の間でどよめきが広がる
記者だけでなく、お兄、凛、絵心さん、ネスも理解が追いついてないみたい
烏旅人
……ゑ?……ゑ?
凛
は…
ネス
……??…????
絵心
ん?
氷織
え?
雪宮
……
黒名
メガネ、割れた、割れた
潔世一
待って…待ってよ…
カイザー
 Bist du verrückt?(正気か?)
御影玲王
マジか…
凪誠士郎
おめでとー
千切
えっ…
蜂楽
わぁお!
七星
???糸師冴とマネージャーが…結婚?
後ん〜…3〜5ぐらいで終わりかも!いやワンチャン続く?
おまけ
姉ちゃん
お前に娘はやらん!
ジローラン
あ〜…言っちゃった…

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