これは番外編です
魔王竜のリムル闇落ちルートの話です

街の住民を避難させようとしていた時、いきなり街に結界が張られた。

このままじゃ、街は滅ぶ。
使いたくないけど…。

私はそう言って街の中にいる幹部や強者を私の空間内に避難させた。

私はそう言って空間を閉じた。
この結界はホーリーフィールドとアンチマジックエリア…。
何とか、沢山の子を避難させないと…。

敵の指揮官と思わしき男が振り上げた剣をナイフで受け止めて、逃げていた夫婦を空間内に送る。

ホーリーフィールドのせいで死ぬのは確定している。
なら、沢山の者たちを救う。

私は人間を斬り、カイジン殿達の前に立った。

カイジン殿達はそう言って空間内に向かった。
っ…上限か…。

たとえ、１人でも…ホーリーフィールド内でも…防衛してみせる…！！

1週間後…
私は１週間戦いっぱなしだった。
アンチマジックエリアのせいで魔法は使えない。
ナイフだけで戦った。
殺しはしなかった。
リムル様のルールは守る…でも…きつい…。
髪も切られ、片腕もなくなり、角も片方折られ、出血も酷い。
コレは、マズイ…。

指揮官は私の顔を斬ってきた。
目を潰しに来ていたのだろうが、なんとか避けた。
っ…そろそろ限界だな…。

よ、かった…。
蒼影に伝言を…。
私はふらつきながら蒼影のもとに転移した。

蒼影Side

あなた様が亡くなられた。
俺の腕の中で、冷たくなった。
俺は自我を忘れかけた。
だが、あなた様にすべてを託された。
あなた様が守った街…リムル様が帰るまでこれ以上壊させてたまるか…！！

まずは、ガビルと合流しないとな。

蒼影Side終わり

紅丸Side

え、あなたに…？
まさか、あの時言ってた『もう弱い姫ではない』って…。

あなたが、声を荒げた…？

俺たちがそんな話をしていると、何かが切れた。
俺の中で何かが切れた。
直感でわかった、それは魂の回廊…あなたとの繋がりだ。
その瞬間から俺と朱菜は膝から崩れ落ちた。

俺の数少ない同胞を…家族を…良くも…!!!
何が侍大将だ、何が右腕だ……｡
家族を、妹を守れなきゃ意味が無い…。
俺は、こんなに弱かったのか。
いつの間にあなたに守られる存在になったんだ…。
すまない、あなた…｡
まだ幼いお前に苦渋の決断をさせて…。
お前の集めた情報を無駄にして…。
助けて、やれなくて…。

俺と朱菜が後悔で泣き喚いていると、白老が声をかけてきた。

敵、リムル様のルールだがコレだけは…コレだけは許せない…!
絶対に殺す。
俺の家族を殺したやつ…！！

そんな事を考えて過ごしていると、ある日いきなり空間が開いた。

本当に…？

3年…？
俺達はたった数日前かと…。
どういう事だ…？

俺達はリムル様についていった。

紅丸Side終わり

次に続きます