第4話

優しい友人
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2021/05/09 06:42 更新
「まだかな……」

フロイドはラウンジで
ジェイドとカリムを待ち続けていた。
その様子を心配したアズールが近くに寄る。

「どうしたんです?お前らしくない、」

フロイドの隣に立ち
ため息を1つして呆れた顔を向けた。

「……なんでもねぇし、」

拗ねたように口をとがらせ言うと
アズールは深いため息をつく。

「何でも無い訳ないでしょう?さっきから見ていれば…働かないでただ立っているだけじゃないか、」

呆れた様にフロイドの事を指差す。
少し怒ったように見えるが
心配した様にも見える。

「……まぁ好きにしなさい。大方カリムさんの事だと思いますが、」

カリムの名を言うと
フロイドはアズールを見た。
かなり動揺し、口をハクハク,とさせている

「な、何で…分かんの?」

やっと声が出せたと思うと
情けなく薄い声が出ていた。
目は見開き、立派な歯は白く光る。

「見ていればわかりますよ。どうせカリムさんが来ると聞いて待っているんでしょう?悪い事は言いませんがラウンジを壊さないでくださいよ。」

アズールは淡々と告げる。
その言葉を聴いたフロイドは
うつ向きながらも頷く。

「では僕は行きますので。」

そう言うと奥の方へ歩いていく。

(やっぱ、アズールは優しーなぁ…)

そう思いフロイドは
自分の頬を叩き清々しい顔をしていた。






(ジェイドになんか…渡さねぇし…!)

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