ベル姉に駆け寄る
今、蘭先輩のところに行かれたり困る
FBIに向けてベル姉は銃を向ける
その時、コンテナの裏側から
コツコツと足音が聞こえてきた
ベル姉はFBIの女に牽制し
私はコンテナの通り道に銃を向ける
コツコツとまた足音が近づいてくる
「当ててやる」なんて意気込んだけど
私には相手を撃つことができなかった
きっと、生半可な気持ちでいたからだ
声が聞こえた、姿はまだ見えない
それでも確信した、間違いない
嘘……何で、
動揺して私は一歩、二歩後ずさる
銃を構えながら、
しかしながら標準は全く持って定まらない
寝そべっていたお兄ちゃんにつまづき
私はバランスを崩してしまった
そのまま倒れ込む
体を起こそうにも体が動かない
私が倒れ込む前にベル姉は駆け寄ろうとしたが
その瞬間にライ兄さんが
銃でベル姉の左胸を撃った
何で、ライ兄さんがここに
FBIだから、ライ兄さんはFBI…
私たちの敵……ならさっきは何で?
私は強い、
でもライ兄があそこまで押されるわけない
なんで、なんで、なんで
簡単なことも考えられず
冷静にもいられず
状況すらうまく把握できずにいた
FBIの女が右腕を庇いながら
左腕で拳銃を構えようとする
ライ兄さんが鋭い眼でFBIの女…ジョディを睨む
ジョディは怯んで拳銃を下ろした
庇った?私を!?
さっきもトドメを刺さなかった
貴方は何なの辞めて
わたしに情なんてかけないで、貴方は貴方は
私を利用したと言って欲しかった
それなら私は貴方に銃を向けれたのに
辞めて、嫌いになって、憎んで、………殺して
私は動かないからだを動かそうと
かろうじて動く手で自らの腕をナイフで刺した
その痛みで立ち上がり、
はじめライ兄に拳銃を向けたが、
ジョディに向けて銃を構え直した














編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。