翌朝。
午前6時。
アーク本部格納庫。
まだ太陽も完全には昇っていない。
それなのに第七部隊の6人は既に集合していた。
らいとが欠伸をする。
ちぐさが笑う。
ぷりっつが言う。
ばぁうが驚く。
らいとが抗議する。
らいとは本気で納得いっていなかった。
だが誰もフォローしなかった。
格納庫の奥。
大型輸送機の前で本部長が待っていた。
6人が並ぶ。
自然と、いつもの位置に。
誰も決めていないのに。
昔から変わらない並び方だった。
本部長が資料を開く。
ちぐさが眉を上げる。
本部長も頷く。
静かになる。
A級。
簡単な相手ではない。
だが、第七部隊にとっては対応可能な範囲だった。
莉犬が聞く。
本部長が答える。
ばぁうが言う。
本部長は真っ直ぐ言った。
6人は頷いた。
輸送機へ乗り込む。
離陸。
エンジン音が響く。
窓の外で東京が遠ざかっていく。
しばらく誰も喋らなかった。
やがて、らぴすが窓の外を見ながら言う。
静かな声だった。
誰も聞き返さない。
意味が分かるから。
第七部隊として。
6人で。
同じ部隊名を背負って。
出る任務。
それが最後になるかもしれない。
ばぁうが言う。
らぴすが笑う。
ちぐさが窓の外を見る。
らいとも苦笑した。
正直。
誰も本当の意味では受け入れきれていない。
解体。
言葉では理解している。
でも、感覚が追い付かない。
ずっと一緒だったから。
ばぁうが突然言った。
少し空気が変わる。
全員が笑う。
莉犬は苦笑する。
全員頷く。
莉犬も少し笑った。
その時だった。
輸送機の警報が鳴る。
ピッ。
ピッ。
ピッ。
全員の表情が変わる。
通信士が立ち上がる。
そして、顔色を変えた。
本部長が振り返る。
通信士が報告する。
その内容に。
輸送機の空気が一瞬で変わった。
全員が息を呑む。
通信士が言葉を切る。
そして。
輸送機の中から。
笑いも雑談も消えた。
第七部隊最後の任務。
それは。
想像以上に過酷な戦いになろうとしていた。
昨日の投稿忘れてました!すみません💦
昨日投稿する予定だった分と今日の分、まとめて投稿しておきます🙏













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。