第60話

最後の合同任務
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2026/09/18 10:00 更新
翌朝。

午前6時。

アーク本部格納庫。


まだ太陽も完全には昇っていない。

それなのに第七部隊の6人は既に集合していた。
Light
眠い…
らいとが欠伸をする。
Tigusa
珍しく早起きだね
ちぐさが笑う。
Light
俺だって起きる時は起きるわ
Pretz
こいつ、集合の10分前に来てたぞ
ぷりっつが言う。
Vau
マジで?
ばぁうが驚く。
Vau
熱でもあるんじゃね?
Light
失礼やな
らいとが抗議する。
Light
俺を何やと思っとるんや
Rinu
遅刻魔
Light
酷くね?
らいとは本気で納得いっていなかった。

だが誰もフォローしなかった。



格納庫の奥。

大型輸送機の前で本部長が待っていた。
アーク.長
揃ったな
6人が並ぶ。

自然と、いつもの位置に。

誰も決めていないのに。

昔から変わらない並び方だった。
アーク.長
任務内容を再確認する
本部長が資料を開く。
アーク.長
北海道東部
アーク.長
大規模魔獣群発生
アーク.長
推定数300以上
ちぐさが眉を上げる。
Tigusa
多いね
アーク.長
かなりな
本部長も頷く。
アーク.長
さらに、中心部にはA級魔獣が確認されている
静かになる。
 

A級。

簡単な相手ではない。


だが、第七部隊にとっては対応可能な範囲だった。
Rinu
他部隊も出るんですか?
莉犬が聞く。
アーク.長
出るぞ
本部長が答える。
アーク.長
第二、第三、第五部隊だ
Vau
規模でっけぇ…
ばぁうが言う。
アーク.長
だからお前達が必要なんだ
本部長は真っ直ぐ言った。
アーク.長
現場の統率を頼む
6人は頷いた。

輸送機へ乗り込む。


離陸。

エンジン音が響く。

窓の外で東京が遠ざかっていく。

しばらく誰も喋らなかった。


やがて、らぴすが窓の外を見ながら言う。
Lapis
最後なんやな
静かな声だった。

誰も聞き返さない。

意味が分かるから。


第七部隊として。

6人で。

同じ部隊名を背負って。

出る任務。

それが最後になるかもしれない。
Vau
まだ終わってねぇだろ
ばぁうが言う。
Lapis
そうやけどさ
らぴすが笑う。
Lapis
でも最後の合同任務やん?
Tigusa
……そうだね
ちぐさが窓の外を見る。
Light
なんか…急に実感出てきた
Pretz
今さらか
Light
今さらや
らいとも苦笑した。


正直。

誰も本当の意味では受け入れきれていない。


解体。

言葉では理解している。

でも、感覚が追い付かない。

ずっと一緒だったから。
Vau
なぁ…
ばぁうが突然言った。
Vau
もしさ、
Light
ん?
Vau
10年後とかに集まったらどうなってんだろ
少し空気が変わる。
Light
お前絶対偉くなってない
Vau
何でだよ
Light
想像できん
Pretz
確かに
Vau
お前ら…ざけんなよ
全員が笑う。
Pretz
莉犬くんは普通に幹部やろな
Light
ありそう
Tigusa
めっちゃありそう
莉犬は苦笑する。
Rinu
そんな簡単じゃないよ
Lapis
でも一番ありそう
Vau
否定できない
全員頷く。


莉犬も少し笑った。


その時だった。

輸送機の警報が鳴る。

ピッ。

ピッ。

ピッ。

全員の表情が変わる。
Pretz
何や…?
通信士が立ち上がる。


そして、顔色を変えた。
mb
現場より緊急通信が!
mb
予定変更です!
本部長が振り返る。
アーク.長
何があったんだ
通信士が報告する。


その内容に。

輸送機の空気が一瞬で変わった。
mb
A級ではありません!
全員が息を呑む。
mb
現場にて新たな個体を確認!
mb
推定危険度は______
通信士が言葉を切る。

そして。
mb
災害級…Sクラスです!
輸送機の中から。

笑いも雑談も消えた。

第七部隊最後の任務。


それは。

想像以上に過酷な戦いになろうとしていた。
昨日の投稿忘れてました!すみません💦

昨日投稿する予定だった分と今日の分、まとめて投稿しておきます🙏

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