第8話

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2022/10/14 13:30 更新
クラスメイト
ねえ…明日来さんがさ……
クラスメイト
………いよね………だから…
クラスメイト
……気をつけ………ね…
ガラガラと扉を開けると、私の親友について話している人がほとんどだった。
海南ななか
(…ま、もう親友って言えないか)
見捨てて、自分だけが助かるようにしたのに、親友なんてもう呼べない。
海南ななか
…酷いな…私。


小さな声で呟くと、窓の奥で葉が吹かれていた。

海南ななか
(……そういえば、恩田さんは…?)
いつもなら誰よりも早く来て、目を光らせている恩田さんがいない。
海南ななか
……
ミカなら、ショックで来ないかもと思ってはいた。
心配する権利なんてないけれど、少しは当たり前だが気になってしまう。

でも、恩田さんが来ないとなれば話は別。

体調を崩した…?昨日あんなにいじめていたのに、流石にないよね…
じゃあ、学校に来ないでミカをいじめてる?

……いや、恩田さんが学校を休んでまでするわけない。
狂った真面目さを持っている恩田さんが休むのは、今まであったのか。

他のクラスの女王様も、休んでいるところを見たこともないし…
色々考えていても、何も思い浮かばない。
クラスメイト
海南さん。どうしたの?
クラスメイト
何か悩んでる?
どれくらい考えている顔をしていたのか。
クラスメイトが話しかけてきた。
海南ななか
あ…っ、いや、なんでもないよ。
笑いながら対処する。
女王様がいなくても、誰が目を光らせているかわからない。

もし変な事をして女王様に密告されたら、それこそ終わりだ。
海南ななか
(……平常心…平常心…)
もう、変なことは考えないようにしよう。

私は、特に仲が悪いわけでも良いわけでもない人たちのおしゃべりに混ざった。

なにも楽しくないおしゃべり。
でも、こうでもしないと生きられないから。

今日も、私は
海南ななか
(……風に、身を任せて)

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